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冒険者の常識



二階の部屋に戻ってケンとシークからこの世界の冒険者の常識を教えて貰った。


この世界で冒険者は夕方起きて夕飯を食べ町で買い物など所用を済ませて、

ダンジョンに行ったり依頼をこなしたりして。


朝方帰り午前中自由時間で昼までに寝る。


10時に寝れば6時ぐらいに起きて睡眠時間十分と言う感じだそうだ。


ダンジョンは当然、昼夜変わらない。


依頼クエストは殆ど魔物退治、植物鉱物レアアイテムなどの採取、

城や行商人の護衛、遠くの町への頼み事などとなる。


魔物は夜現れる。


採取は近場は依頼を出すより自分で採った方が早い、

近場に無い貴重で危険な場所にある物こそ依頼が来る、

夜通し歩き明け方到着で採取、昼寝て、

夜又歩き帰りで依頼主も依頼の翌々日朝一番で入手できる。


長距離移動は星が見え、冬以外は涼しい夜の方が楽。


魔物が昼は活動が少ないのだから野宿は昼が安全。


輸送業や旅行は現在でも都市間は夜で深夜便は長時間で護衛が居る。


日昼の近場の輸送では短距離で危険は少ないから護衛の依頼はいらない。


城の巡回警備も衛兵達は公務員だから夜の分が委託される。


全ての依頼が夜活動するに適してるという事だった。


「成程」


そういう物だ言われればそうなのとしか言えない。


「明日(昼寝の後の夕方から)は警備巡回の仕事を予約して取ってあるから」


え、いつのまに。


「シークはこういう事、要領がいいんだよ」


「ギルドランクFは一ヶ月に一度依頼こなさないといけない。


つまり、最初の日に依頼をこなせば次の一ヶ月の最後の日まで、

猶予が出来るから何かあったとき失効する危険が減るんだ」


「一番簡単なクエストで殆ど城の周りを歩くだけで終わる」


「忍び足と鷹の目の練習に丁度いいしね」


俺の為に考えてくれて嬉しい。


「ありがとう」


と感謝した。


二人は優しく微笑む。


「後、攻撃魔法はダメだけど回復、補助は街中で使えるから、

練習を兼ねて使い切って寝ると良いよ」


「MPが0だと眠くなるし結構、常識」


「SPも使い切るとだるくなる、それを癖にして寝るとSPの成長に良いと言われてる。


練習、練度を上げると命中威力ちょっとだけ増えるそうだから」


「でも、野宿の時は当然ダメだからな」


「SP、MPが無いと戦えないからね」


ちょっと丁寧すぎるが何処でどうなるか常識ないとわからなからない・・・


現在、食事のお陰でSPとMPが5回復してた。


SPの消費は乱打だけなのでケンに聞いた。


「乱打はどう練習すれば良いのでしょう?」


ケンは笑顔になった。


シークばっかりが教えて自分の出番が無かったのが悔しかったのか?


「うん、ダイスケさんの場合どうしたい、どう戦うのが良いと思います」


「えっと、怒られるかもしれないですが・・・」


「至近距離で戦うのは怖いですから遠距離、魔法主体で行きたいです。」


「了解です」


「そうなると護身となりますね右利きですか?」


「ハイ」


「それでは剣はブラフで、

携帯でき性能が良い短刀での形を教えましょう」


「胸元に隠し持っている状態からスタートです。」



「敵の前衛が不意打ちやバックアタックで、

後衛の魔法使いのダイスケさんに剣を上段に構え襲ってきました。」


「手を懐に入れて相手が警戒したので距離があり逃げれそう、

又、仲間が横やりで襲ってくれたなど、


臨機応変に対応で判断してください。


どうしても逃げれずの場合は踏込攻撃します。」


「相手の振り上げた剣を持つ小手を狙って打ちます」


「基本、相手の武器が長いとこちら攻撃は相手の胴体には届きません、

一番届くのが小手です。


兜、鎧をつけてると短刀で有効打は首、顔ですが届きません」


「小手は相手が籠手を着けてるとダメージは減らされてしまうのですが、

手に怪我、武器を落とすなら十分可能性があり、

痺れた、怪我したでもその後の攻撃を大きく減らせます」


「刃物の基本ですが斜めに当てるがあります。


対象物に対して鋭角に刃物が入る事になり小さな力で切る事が出来ます」


「短刀を自然に力を入れず持ってください、

ほら、斜めでしょ、

真っ直ぐの直角に持つ為には少し力を入れないといけないですよね」


「自然に力を入れず持った形が一番動かしやすく力が入れる形なのです」


「懐から振り出して、踏込、狙い、小手に当てます。


ここで当たったらその瞬間に力を入れ押し込みます」


「腰を入れる感じ全身の力を乗せる感じです」


「人の手の力は足の5分の1です。


体の重さは手の部分の重さの10倍です。


踏込で移動してるから更に体には運動エネルギーがある状態です。


本当に難しい事を最初から言いますが、

手だけで攻撃するのでなく、

この腰を入れるという感覚を体得しないと剣術は・・・


ごめんなさい。難しいですね・・」


いや、理屈は理解できる、その熱意もありがたい。


難しいけど努力で何とかなると思ってくれてる。


「いえ大丈夫です。師匠」


「うん、理解できなくてもやれば、意思を持ってやればよいから」


「小手に当てても、防がれても、かわされても、


相手の右に移動で顔に向かって突き、


そのまま進んで相手の後ろに行きながら脇を切り払います」


「どの状態でも、反撃で無理と思えば攻撃を止めて、

飛びのき態勢立て直しです」


「小手を切りつけ、顔を突き、脇を切り払うは短剣の基本攻撃ですから、

この連携で短剣攻撃の練習が出来ます」


「形にこだわるのはダメですが、

形は基本で練習はおろそかにしてはいけません」


「基本が出来ないとその上には行けないし、


基本を得るには反復練習しかないです」


「そして、反復練習はその数より質が大事です。


魂のこもってない振りを何度しても上達しないと言われてます」


説明を受けて実際に見せて貰う事になった、

ケン師匠が短刀を持ち俺がケン師匠の装備の籠手と銅鎧を着せて貰った。


「峰打ちを使って当ててみますからスキルがついたら教えてください」


攻撃とか魔法を受けて技能&職業が閃きそれでスキルで習得出来てる、


何か新しい技能や職業のきっかけに成ったり、

その技を0SPで最初の特典の様に習得出来れば練習はいらない・・


ゴクリと頷いた。


殺気が凄い、


えっ、


一瞬だった。


手首は少しだけ痛く、脇も軽い痛みがあった。


そして、顔は・・・え、被害なし、


ふと、視界に切れた髪の毛が飛んでいた・・・・


ちょっと何してくれてんじゃ!!!


(((((毛がーーー))))



「ケが無いですよね・・・」


((((どうせ毛が無いよ!!!))))


心の中で叫んだ。


「スキルはつかないみたいですね」


「そうですか」


「乱打は1~3の攻撃という事ですが、

1回でも乱打の技は成功したといえるんでは?」


「そうですね実戦で乱打をして一回がありますから・・・


そうかもしれないですね」


「この鞘に入った状態でメンテ魔法効いてますか?」


「効いてるよ」

シークは教えてくれた。


「メンテは鞘とかも有効なんだ」


「師匠、この鞘状態で真剣にやって小手だけで、

ダメージは今の僕で耐えれますか?」


「さっきの3割くらいだから、ダイスケさんこそ、どう?」


「3倍なら、大丈夫です、

多分、痣も出来てない感じですから」


「更に鞘ならもっとダメージ無いでしょう?」


「師匠、全力でお願いいたします」



痛かった。


折れてはいなかったが殺気、剣圧、速さも桁違いだった。


ちびりそうだった。


「スキルつかないですね」


結局、ゆっくり動いて貰いそれを覚えて「乱打」と呟き、

動作を見様見真似でやって練習してみたがSPは減りもしなかった。


つまり技を発動出来て無い、


習得出来る前段階で練習でSPが消費しだし、

それを繰り返すと習得できるとの事だったが、

それが効率が良いのがダンジョンで街中や日常空間では元々難しいとの事、


だけどやらないと習得は出来ない。


20回程やりSPが1減ったが多分、普通に疲れて減ったとの事だった。


師匠達(?)は寝るとの事で直ぐに寝てしまった。


魔法の練習で光を5回使ってみると凄い眠気が来た。


これ、結構、寝るのに役にたつ、


日頃寝つきの悪かった俺はそんな事を思いながら眠りに落ちた。

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