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ダークネス・ゲーム  作者: 弥生 桜香
第六章

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木曜日・想い 13

「昌獅、今日はありがとうね。」

「ああ。」


 病院での結果は異状なしだった。

 昌獅は暗くなっているからって友梨を言えまで送ると言い張り、そして、遠慮する友梨と数分言い争いがあったが、結局友梨は昌獅に負けた。

 家の前で、友梨は振り返りながら昌獅に頭を下げる。


「何もなくてよかったな。」

「何にもないと思ってたよ?」

「…万が一というのがあるだろう。」

「ないない、私だよ。」

「……。」


 昌獅は何とも言えない顔をして溜息を零す。


「本当にお前は。」

「何?」

「いや、ちゃんと休めよ。」

「うん、昌獅もちゃんと休んでね。」

「ああ。」


 友梨は昌獅の背中が見えなくなるまで見送っていたが、数歩歩いた昌獅が急に立ち止まる。


「友梨。」

「ん?」

「さっさと入れ。」

「えっ?」

「見送んなんていいから、さっさと入れ。」

「えっ、でも。」

「いいから。」


 急かす昌獅に友梨は顔を顰め、大人しく中に入る。


「何なのよ、一体。」

「お返し、愚姉。」

「ゲッ、智里。」


 行き成り顔を見せた智里に友梨は顔を顰める。


「あら、ご挨拶ね。」

「う、ただいま。」

「あの駄犬から聞いたわ、カードあんな場所に隠されていたなんてね。」

「うん。まさかだね。」

「でも、これで、十枚ね。」

「うん…ん?十枚って?」

「さっさとお風呂に入りなさいってお母さんが言っているわよ。」

「智里。」


 友梨の疑問に答える事無く、智里はさっさと二階に行く。


「もう、何なのよ。」


 友梨は怪訝な顔をしながら智里を見送った。

 そして、友梨がお風呂から上がると、案の定あのメールが入っていた。

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