↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダークネス・ゲーム  作者: 弥生 桜香
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/150

月曜日・第一ゲームの行方 13

 友梨は呆然と流れる音楽を耳にしながらあっけない終わりにポカンと口を開けていた。


「…何つー顔してるんだ。」


 友梨はゆっくりとした動作で顔を上げうと汗まみれの顔をした昌獅がそこにいた。


「……終わった…の?」


 呆然と問う友梨に昌獅は苦い顔をする。


「………終わってはないだろうな。」

「……。」

「昌獅。」


 昌獅の容赦ない言葉に友梨は俯き、勇真は咎めるように昌獅の名を呼んだ。


「本当の事だろう。」

「だが。」

「終わっていない、そうだろう、友梨。」


 名前を呼ばれ友梨は真っ直ぐに彼の瞳を見つめる。

 黒い目が光の加減からか茶色に見える瞳は友梨に何か語り掛けている。

 友梨はしばらく彼の瞳を見て気づく。


「智里…美波っ!」


 友梨は自分の事でいっぱいだった頭がようやく他の事を考えられるくらい余裕を持ち始め、そこで二人の妹の存在を思い出す。

 そう、昌獅が終わっていないと言ったのは二つの意味があったのだ。

 一つはまだ、このゲームが始まりであり、次がある事。

 そして、もう一つはここから離れた場所でも巻き込まれて、今もまだ戦っている事を。

 友梨は唇を噛み、妹たちがいる方向を見るめる。


「どうか、無事で。」


 二人ともしぶとく生き残る気もしなくはない友梨だったが、それも、血の繋がった家族を心から心配しているのも事実だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。