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異世界×プロジェクトマネジメント  作者: 爽一郎
4章 設計構築すべし
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第60話 課題管理すべし

定例会議の終わりに、レインがヒロに話しかける。


「ヒロさんの作った、課題管理表とリスク管理表。

 すごいですね。

 これまでギルドで数か月の期間になる仕事をしたとき、こんな管理表は用意していませんでした…。

 何か問題が起きても、みんな忘れてしまったり、うやむやになったり」


「何か、苦労した経験があるんですか?」


「そうなんですよ…。

 希少価値の高いヒカリキノコを50個調達、なんて依頼の時、冒険者で手分けして調達となったんです。

 ただ、近くではもう探せなくてどうしても10個足りなかったんで、対策案を話し合ったんですよ。

 で、ヒカリキノコを繁殖させて、成長を促す魔法で早いこと増やそう!ってなったんです。

 ですが…その魔法が使える魔導士って案外少ないので探すのが面倒なんです。

 で、誰もやりたがらなくて、え?俺の仕事だったの?お前の仕事と思ってたわ、みたいなやり取りが起きちゃったんですよ…」


「なるほど…

 私の元居た場所でも、良くありましたよ」


管理表での管理が無いと、メンバー内での認識合わせができない。

人間の記憶なんて、曖昧なものだ。

自分の都合よく解釈してしまうこともある。

だから、管理表で文字にしておかなければならない。


①課題はどうなれば完了するのか?

②誰が担当しているのか?

③次にいつまでに何をするのか?


上の三つが明確になっていないと、課題の解決は進まないのだ。


レインが愚痴ったヒカリキノコで言えば、次のようになる。


①課題はどうなれば完了するのか?

→ヒカリキノコが後10個足りないので、魔法で繁殖させる


②誰が担当しているのか?

→冒険者A


③次にいつまでに何をするのか?

→7日以内にキノコを成長させる魔法を使える魔導士をギルドの台帳で調べる


これなら冒険者Aはギルドの台帳を調べるという具体的な行為をすればよいと認識合わせできる。

ギルド台帳調べた?と定例で確認していけば、課題として解決に向かっているかの確認もできる。


こういった台帳が無ければどうなるか。

レインが言ったように、誰も課題解決に向けて行動しない。

課題が何であるか、どうなれば解決するのか?がみな良く分からないからだ。


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