表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
喫茶店フォレスタ  作者: うらひと
陽介編
PR
6/18

『陽介と整った身支度』

禁 複製転載・AI学習

「ふんふんふん♪」

 ご()(げん)な様子で、(よう)(すけ)()()えをしていた。

 ()(わい)く見てもらうためのメイクもばっちりで、クローゼットを(あさ)ってはあれこれと引っ張り出して比べていた。

「んー、インナーに(なや)んでも、お店の制服で(かく)れるからなあ」

 (なや)んだ末、最初の服に決めて、その上にしっかり整えた『フォレスタ』の制服を着る。

『お店を()(ちが)えたかと思うぞ』と母の(はつ)()には苦笑いされたが、『気合いが入るから!』と(たの)()んで採用してもらった。

 ぱたぱたと階段を降り、フロアへと入ると。

「おっはよーございまー……うわ、(そう)じゃん」

「……もう、慣れたよ」

 レースをあしらった(よう)(すけ)の制服と対照的な、(そう)のシンプルな和服。

 オープンの時間はやや早いが、出勤前に飲んでいくというお客さんも少なくない。

 一方の(そう)は、神社の仕事の(きゆう)(けい)がてら来るという。朝のまとまった仕事がなければ、こうして遊びに来るのだ。

(きゆう)(けい)?」

「ん」

 父親同士が親友で、家族ぐるみの付き合いだが、(そう)がなかなか気難しく(じゆう)(なん)な考えでもないので、しばしば(よう)(すけ)(けん)()していた。そのたびに(よう)(すけ)にも(そう)にもげんこつが飛んでいたが、今ではお(たが)い落ち着いて、『和服のコスプレなら』と(そう)にも意見を求めるようになった。

『混む前に何か飲むか、(よう)(すけ)』と(はつ)()から聞かれたので、『カフェオレ!』と返した。それを横目に見ていた創がカウンターテーブルをとんとん、と叩く。

「……服、気合い入れた?」

「今日はメイクもノリよくてね」

「整ってる、服は、(ぼく)も好き」

「うん、(そう)だって和服のよれたの、気にするでしょ」

「だね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ