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喫茶店フォレスタ  作者: うらひと
盾(じゅん)編
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23/30

『盾と共通点』

禁 複製転載・AI学習

(そう)だ。おはよー」

「おはよ」

 次男の()(つき)が、アトリエでしていた朝の作業から(もど)ってきた。ピークを過ぎた時間くらいの、(じゆん)()(つき)、そして(そう)の三人がいつものメンバーだ。時折、そこに()()(ゆい)も加わる。

「作品作りは、どう」

「おかげさまで順調だよ」

 それぞれ(ねん)(れい)はバラバラだが、真面目で気が合うからか、よくこの組み合わせになる。熱心に勉強をし、特に好きなことには(ぼつ)(とう)するタイプ同士、(もく)(もく)と作業をしながら、時々(となり)の「有識者」に(たず)ねることもある。

 その様子には、明るく話しかける(よう)(すけ)も空気を読んで、小声で「何か飲み物、いる?」と声をかけるようになった。そうした(ふん)()()をよく見ているからか、(そう)(いつ)(しよ)に来始めた頃の()()が「あの大人しいウェイトレスさん」と呼んで、普段の(よう)(すけ)を知っている(そう)がお茶を()()したこともある。

()(つき)さん、今日は何を飲みますか」

「じゃあ、アイスティーで」

 ()(つき)も、()()はアイデア、(そう)(ふく)めた森宮家は知識の人達だ、と言う。クリエイティブなことも、土台となる「何か」を知らないと登っていけないものだよね、と。それを横で聞いていた(そう)は「知識……だけだと、常識に、(とら)われがち」と苦笑いしていた。

 (えん)(むす)びの神社を持つ森宮家も、数年前の楠家(くすのきけ)のように常識がひっくり返っている最中だと言う。今後を任されている(そう)は「覚えることが、気を(つか)うことが、多い」と言い、二つの家族を見てきた(じゆん)も「毎日が勉強です」と頷いた。

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