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喫茶店フォレスタ  作者: うらひと
創(そう)編
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14/30

『創と特別なコーヒー』

禁 複製転載・AI学習

 ひとしきり盛り上がったあと、(きつ)()(てん)のカウンターに並ぶ子供たち。(そう)もその(となり)(すわ)る。


「いつものブレンドでいいか?」

「……はい」


 いつもブラックコーヒーを飲む(そう)は、たいてい決まったブレンドを(たの)む。好みのブレンドが決まるまでに、こだわりの強い(そう)には少し長い時間がかかったが。

 そんな(そう)に『わがままが過ぎる。この豆も安くないんだぞ』と、(はつ)()には苦笑いされているが、『その分(はら)います』と引き下がらなかったため、裏メニューという(あつか)いで、常連向けに毎日限定数(はい)が提供されている。


「ほんと(そう)がいると助かる、よね!」

「うん、すごく()(げき)になる」

「オレだけ()()の外なんだけど」

「……どうも」


 (たよ)られること自体は悪い気はしない。ただ、一人(もく)(もく)とやるのが好きな(そう)にとっては、『自分も楽しい時間か』という基準もある。好きなものへの知識があることを、(はつ)()から聞いた()(つき)(たの)()んできたのが、不定期なこの集まりのきっかけだった。

 いつもゲンコツが飛んでくる相手に、と(よう)(すけ)も不満げだったが、(はつ)()(うなが)されて(そう)が集めた資料に目を(かがや)かせたことから、()(つき)を交えて(はな)()むようになった。そこに(きょう)()も、(そう)の和服に興味を示して加わった。

 そうして続いているこの関係を、(そう)は、自分のためのコーヒーの香りと共に確かめるのだった。

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