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喫茶店フォレスタ  作者: うらひと
創(そう)編
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12/24

『創と身だしなみ』

禁 複製転載・AI学習

(きつ)()(てん)『フォレスタ』に(とう)(ちやく)すると、(はつ)()が声をかけてきた。


「ああ、(そう)か。上で子供たちが準備してるぞ」

「ありがとう、ございます」


 (おく)の「STAFF ONLY」と書かれた(とびら)を開くと勝手口付きの(げん)(かん)につながっている。本当なら勝手口から来たほうが早いが、後々コーヒーを飲んでから帰るので、(あい)(さつ)の一つはしておくために、店の入り口から来たのだった。

 それに、その時間差で(はつ)()(よう)(すけ)たちに内線で呼び出してくれるため、(だれ)かしらが(むか)えに来る。


「おーっす」


 ()()えを楽にするためにだろうか、(うす)()(きょう)()が階段を下りてきて、(そう)(あき)れかえりながら顔を(そむ)ける。


「んだよ」

「あのさ……何かしら、羽織って、出てきな」


 女の子の自覚があるなら、という言葉を()()んで、手近にあったタオルを放り投げ、(きょう)()が受け取った。


「だいたい仕上がってるけど、()調(ちよう)(せい)したいから、って」

「……ん。行くよ」


「何顔赤くしてんだよ、変態。慣れっこじゃねえの」

「……あのねえ」


 大きなため息を背に受けて、(きょう)()(めん)(どう)くさそうに顔をしかめながら、(だま)ってクローゼット部屋に向かった。

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