第33話 シスノガータからのミッション
今回から試練編です。
投稿間隔が空いてしまって申し訳ございません。
ただ、今回は説明的な感じですね。(そんな長くやらん)
ロスティア山の麓の洞窟に入ったドレムとエレーナ。
赤いローブを着た大男に、野太い声で要件を聞かれた。
ドレムは前に出て、7つに揃えた「魔王の魂の半分」をその赤いローブを着た大男、もとい山の主・シスノガータに手渡した。
「シスノガータ様………試練を受けさせてくれ。ティタノゾーア様の蛮行を止めるために、俺たちは力が欲しいんだ。」
「ほう………ドレム、久しぶりに会うたと思えば………これほどまでに生意気なことをほざくとはな………」
「確かに俺も試練は受けるさ、けれどよ………本当に受けるやつはこっちだ。俺は付き添いだぜ?」
シスノガータはドレムが指差した方向にいたエレーナをふと見遣った。
「なるほど………事情は分かった。勇者の剣を強化する、それが真の狙いだな? 女勇者・エレーナよ………」
「………案外察しが早いのね、シスノガータ………そうね、ドレムからそこは聞いたわ。ここで勇者の剣を強化すれば、ティタノゾーアを完全に倒すことができるってね。」
「そうでなくてはな………私個人としても、兄上の考え方は苛烈を極めている………もしも止められるのなら、その覚悟があれば………我が試練、7つの試練を乗り越えてみせよ。」
シスノガータが指を鳴らすと、洞窟の道が開け、その先には巨大な扉が聳え立っていた。
「まずは第一の試練………ゴールデンサイクロプス2体をある条件で倒せ。その条件は扉の先で説明致そう………」
シスノガータは最低限の内容を伝え、霧のように消えていった。
ドレムとエレーナは顔を合わせ、同時にコクン、と頷いた。
二人は扉をギギギギギッ…………という鈍い音と共に開け、試練の先に辿り着いた。
そこにいたのは、巨大な棍棒を持った一つ目の黄金の魔物が2体。
そしてシスノガータが二人に説明をする。
「此奴らを2人で力を合わせ、且つ『大魔神斬り』で1体ずつ倒すのだ。制限時間は15分。もし他の技で倒せばその時点で失格だ。考えてやるように。」
それだけを告げ、シスノガータはまた霧のように消えた。
ドレムとエレーナは頷き、剣をそれぞれ構えた。
「………こっからが勝負だな、エレーナ………気ぃ引き締めていくぞ。」
「そっちこそ!! 足引っ張らないでよ!?」
エレーナとドレムの試練が、ここから始まるのであった。
次回は試練①。




