表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/45

第31話 替え時

第二幕。

 先行はプルトニアから、となった。


ドレムは825、プルトニアは816。


似たり寄ったりな数字と組み合わせではあるが、ルールの関係上でドレムは「High&LOW」を、プルトニアは「slush」を使えない。


如何に防御系アイテムを使うかが勝敗のカギを左右しているかのように見えた。


プルトニアはまず、「382」をコールした。


「『0イート2バイト』」


いきなり事が進んだ。


やはりプルトニアは侮れない。


ドレムがコールをする。


「『657』」


「……『0イート1バイト』」


「……やっぱつえーわ、お前……まあいい、来いよ。」


ドレムはプルトニアを認めつつ、腕を組んで来いよと挑発をする。


プルトニアはこれを見て薄く笑った。


「『275』」


「『0イート2バイト』」


これで2と5のバイトが確定する。


ドレムにとってはだし、パターンもまだある中で、このコールは2イートにも等しい。


「それじゃ……いくぜ。」


ドレムは一息吐いた。


「『846』」


「ほー……やるじゃないか。『2イート0バイト』」。


「そんでもって……アイテム使わせてもらうぜ、プルトニア……『shuffle』だ!!」


ドレムがshuffleのカードを提示する。


このカードは好きに並べ替える事ができる強力なカードで、ドレムはここを勝負所と踏んだのだろう。


ドレムは3枚カードを取り、825のカードを見つめる。


(プルトニアはおそらく『target』を使ってくるはずだから……最悪狙われる可能性もあるしな……だったらこうか……)


さて、ドレムは並べ替え終え、その位の数字は、というと______


息を呑むエレーナは、助言はしないし、できないものの、左手の勇者の紋章で透視はできる。


(ドレムは…………え………!? 変えてない………!?)


エレーナは危うく顔に出しそうになったが、このドレムの強気の姿勢には内心で驚きを隠せずにいた。


プルトニアはドレムの顔をまじまじと見る。


(なるほど……ドレムらしいね、この状況でも全く顔を変えていない……けれど……七魔王で君のことをよく知っているのはあるからね……)


プルトニアはカードを掲げる。


「『target』。僕は5をコールする。」


「5は……1の位だ。」


(5が1の位……なるほどなるほど……そういうことか……だろうとは思ったよ、君はこういう時……()()()()()()()()()()と!!)


プルトニアは薄く笑った。


「……君の性格上……何かを変える、ということはしない……つまり……こういうことだね? 『825』」


なんとここに来て正確に狙い撃ったのだ。


ドレムの性格も見抜いた上で。


「……『3イート』。流石だな……targetを使ったとはいえ、俺の性格も見抜いた上で当ててくるんだからな……」


「何年僕が一緒にいると思っているんだ。これくらい、お手のものだ。」


「いいねえ……燃えてきたぜ。久しぶりだ、こういう追い込まれた状況ってのはよぉ……」


ドレムから勝利への渇望というオーラが湧き上がっている。


そして第4ラウンドへと移った。





 ドレムは「216」、プルトニアは「703」。


プルトニアが先行でコールをする。


「『743』」


「『0イート0バイト』」


ドレムのコールだ。


「『713』」


「やるねえ……『2イート0バイト』。」


(流石だね、ドレム……ここは『change』を使うしかないね。だけど……君を罠に嵌めるための構図だ!!)


プルトニアはコールをした。


「『825』」


「『0イート1バイト』。」


「と、ここに来て……使わせてもらおうか。『change』をね。」


プルトニアはカードを掲げ、十の位を変える。


0を1に変更し、撹乱を狙った。


だが、ドレムは。


(アイツのことだ、敢えてイートしていないところを変える筈だ……つまり俺の2イートは変わらない……ただブラフの可能性がないとは言い切れないし……勝負と行こう、どっちにしろ当てねえと負けるかも知れねえからな……)


「傲慢」という性格を見抜いた上で、「double」を使った。


ドレムは代償で百の位をオープンすることになったが。


「さて……1発目のコールといかせてもらう。『734』。」


「……『1イート1バイト』。」


(!! やっぱりな……つまり……こういうことだな……最初のコールが答えだろうな……まったく、アイツらしい。)


「……やっぱりプルトニアはプルトニアだな……こういうことだろうと思ったぜ。さっきのことがブーメランで刺さった気分はどうだ?」


「それはどうかはわからない。来なよ。当てられるものならね。」


「ハッ、強がりを言ってんじゃねえよ……2回目のコール、行かせてもらう。『713』!!!」


「……『3イート』。悔しいけど、君の勝ちだ。」


「外れていたら負けていた可能性があったしな……プルトニアがそういう性格で良かったぜ。」


さて、最終ラウンドは4桁戦だ。


ドレムの先行から始まるのだが、今まで以上に白熱したものになるのであった。

次回は決着と同時に、魔界編終了です。

ちょっと長めに取ろうと思うので、頑張っていこうと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ