↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人狼 Zwei (ツバイ)  作者: 冬忍 金銀花


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
70/91

第70部 ターニャの救出 バイカル湖の死闘!  


 1952年8月(昭和27年)ソビエト・ブリドリノ バイカル湖の湖畔



「アクア・バードスプラッシュ」

「ファイヤー・バードスプラッシュ」


 ヒューン、ヒューン、ドーン、ドドーン。ヒューン、ヒューン、ドドーン。


「アクア・バードスプラッシュ」


 ヒューン、ヒューン、ドーン、ドドーン。ヒューン、ヒューン、ドドーン。


「アクア・バードスプラッシュ」「ファイヤー・バードスプラッシュ」


「アクア・バードスプラッシュ」「ファイヤー・バードスプラッシュ」


 単体の魔法が四方に放たれる。フージョンの特大魔法が2発。


ヒュン、ドン。ヒュン、ドン。


「アクア・バードスプラッシュ」「ファイヤー・バードスプラッシュ」「アクア・バードスプラッシュ」


 三人の超特大魔法が1発放たれた。あんなに激しかった連続の砲撃が止まった。



「お姉さま!」


 彩香は叫んだ。奇跡が起きたようだった。森に隠れたクリナとアナスタシアには、直ぐに理解出来たが、他は誰も理解が出来ていなかった。魔法は妹の双子が放ったものと思い感心していた。



 船での結界を張ったデモンストレーションは覚えているだろうか。結界の中での魔法は結界の外には漏れていない、という事を!


「違うわよ。さ、早く救助に行きましょう」


 クリナとアナスタシアが結界を解こうと瞬間に、再度の砲撃が始まった。


 ヒューン、ヒューン、ドーン、ドドーン。ヒューン、ヒューン、ドドーン。

 

「なによこれー。もう終わったんじゃないのー」


 デルフィナは両手で頭を庇い森へ逃げ込む。全員は四方の森へと逃げ込んだ。


 ヒューン、ヒューン、ドーン、ドドーン。ヒューン、ヒューン、ドドーン。森にも次々に着弾している。皆は逃げ惑うばかりだった。


ヒューン、ヒューン、ドーン、ドドーン。


 クリナとアナスタシアは最後の力を振る絞る。もう本当に結界が綻びる寸前だったのだ。


 ヒューン、ヒューン、ドーン、ドドーン。ヒューン、ヒューン、ドドーン。


「アクア・バードスプラッシュ」


 魔法が砲撃を打ったであろうの場所に放たれて。砲撃に一瞬の時間があいた。しかし、直ぐに再開される。


 ヒューン、ヒューン、ドーン、ドドーン。


 次の瞬間に異様な光景が見られた。双子の魔法が消されるのだった。


「アクア・バードスプラッシュ」


 が放たれて直ぐに、


「ファイヤー・バードスプラッシュ」


 が放たれ「アクア・バードスプラッシュ」の魔法が相殺された。次も同じだった。


「アクア・バードスプラッシュ」


 直ぐに、


「ファイヤー・バードスプラッシュ」


 今度は左右に、


「アクア・バードスプラッシュ」「ファイヤー・バードスプラッシュ」「アクア・バードスプラッシュ」の超特大魔法が放たれる。


「アクア・バードスプラッシュ」「ファイヤー・バードスプラッシュ」「アクア・バードスプラッシュ」


 遠方では何かが爆発する轟音が聞こえた。それからはもう砲撃は無くなった。さすがに、この超特大魔法は相殺が出来なかった。


 クリナとアナスタシアは安心してへたり込んだ。全身の力が抜けていく。


「もう勘弁して~」

「もういやだ~」


 沙霧と澪霧、そしてシビルがテレレポートして現れる。ここで全員がこの三人の巫女の魔法だと理解した。


 沙霧と澪霧、シビルは妹たちに駆け寄る。妹らは泣きじゃくった。姉の二人に抱きつき離れない。姉の二人は優しく抱擁している。


「よく頑張ったね!」

「うん!」

 

 カムイコロはヒグマに戻り、力任せに車を開いた。残りの男どもを取り出す。女は小柄だから自力で出ているが・・・。


 列車からは機動隊が武器を持って参上して、近辺を調べるも戦闘にはならなかった。


 窮地を脱した綾香と彩香は、謎の巫女として覚醒した。次の戦いからは、沙霧と澪霧が、綾香と彩香の二人と合体? ツインズの力、Wツインズ! の登場となる。二人が抱き合い、死線をくぐり抜けてきたからで、さらに四人の力が増したのだ。 


 ついでに、人狼の女戦士も出る。子分が常時3~5人が付き従う。魔法はこの人狼の女戦士で、ホテルの看護婦は予備の人狼の女戦士である。



 教授とゴルバチョーフは、ものの見事に気絶していた。ルカはゴルバチョーフを膝枕で優しく介抱している。優しい奥様だ!



 機動隊が武器を携えて、シベリア鉄道の線路の清掃・点検を行う。他の者は負傷者を負ぶって列車に乗り込んだ。


「車掌さん、これらの人数の乗車を許可願います。お礼に線路の修復をいたしますので、よろしくです!」

「はいはい、どうぞ。どうぞ!」

「車掌さん? どうゆう意味ですの?」


 車掌さんは右手を伸ばして袖を広げていた・・・。


 あらぬ所で合流した日本の一行だった。シベリア鉄道でイルクーツクまで無事に到着し、アンガラ・ホテルへ雪崩れ込む。すでに部屋割りは済んでおり、大きく掲示されていた。・・・・しかも漢字で。



 夜遅くの到着で夕食は無かった。全員は先を争って走る。走る。走る。


「いっちゃ~ん!」(一番早く着いた者が言うセリフ)


 先頭で到着するも、すぐに芋の子状態になった。


「もう、狭いよ、どいてちょうだい!」

「いいじゃないのよ。早くバスタブに溜めてよ」

「あんた、水使いでしょう? だから水でいいのよ」

「いやん、冷たいね!」

「直ぐに温めてあげる」

「ダメよ。ここで魔法使ったら、全員が真っ黒ね!」




「ノック!ノック!ノック!」「は~い!」「ルームサービスです」「どうぞ!」「てんこ盛りで~す」「わ~~~い!」


 巫女たちは食事を半分も食べずに眠ってしまう。ヒグマだけは黙々と・・・。


 「安き眠りを!巫女さま!」




 小さなカフェバーでは、とある女性が男性にお礼を言っている。


「今日はありがとう。妹たちが無事なのも、あなたのお蔭よ!」

「いいや、そんなことはないさ。これも巫女さまのお導きです」


 と、そこへ乱入する巫女あり。


「なになに! 何を話しているのかな?」

「ううん、何にも! 気にしないでちょうだい!」

「あらあら、冷たいのね!」


「私にも、ホットウイスキーを下さい」

「私は水割り。レモンを入れてね!」

「俺にはウオッカでいいよ」

「私は黒ビールのジョッキで!」

「バーボン !ロック、ダブルで!」


「おいおい、あんたもかい?」


「私はホットミルク。未成年だもの」

「同じく、ホットミルク」


「実はね、お母様のことだけれども、昨日の朝になるね・・・・・・・」

「ええ? 爆発で倒れた? の・・・・・・・・」

「うん、そうなんよ」

「?遭難?」


「未来のお兄様! お勘定はよろしく!」

「おいおい、何を言うんだい。未来の妹よ!」


「あんたら、眠ってたんじゃないの?」

「今日は眠ってるわよ。だから未来から跳んできたの・・・」

「そんな~~~~。もう邪魔しないで~~~」


 絶体絶命の、バイカル湖の死闘から無事に生還すれば? いいだけの第70章です。

短いですが終わります。

 アラン・ドロン女? さまを出す予定でしたが、見送りました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。