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人狼 Zwei (ツバイ)  作者: 冬忍 金銀花


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35/91

第35部 二重橋を開放し、国民一般参賀(23年ぶり)

出来が悪いので、スルーして下さい。


 1948年1月(昭和23年) 東京都・神田


「新年明けましておめでとう!」

「そうだね、年が明けちゃったね」

「今日と明日が一般参賀で天皇陛下が手を振ってくださるから行こうね」


 この年に23年ぶりに、二重橋が開放されて、元日と二日で13万人が訪れる。皇居前広場は、終戦で解放されて市民の広場となっていた。



 終戦までの米軍の執拗な空爆は、ロシアをけん制したもので、日本を苛めるものではなかった。アメリカは戦争に託(かこつ)けて侵攻したいロシアを排除したかったのだ。ロシアは満州の日本軍を攻めて、樺太から侵攻してきた。


 ロシアは、


「日本を半分寄越せ!」


 アメリカは、


「イヤだ!」


 当然ロシア以上の日本侵攻を行い、ロシアの先に日本を物にしたかった。


 太平洋の、対ロシア用に防護、不沈空母! にしたかったのだ。アメリカの都合で日本中が空爆されてしまう。最後の方の日本全国の空爆は、アメリカの実験検証? だった事を初めて知りました。


 ロシアは社会主義国家だから、国や国民の生活の糧は他国の富を奪う事でしか満たされない。軍事国家だから何も無い地方の産業は、軍需に頼るしかないのだ。また寒くて農産物が少ないという土地柄かもしれないが、鉱脈があればそこに街が作られた。日本への侵攻も富の簒奪の為だろう。ロシアの土地の多くが海に接しているが、海が凍りつくので夏の時期限定となるのも一因になっている。


東西ヨーロッパに侵攻したから嫌われているのも、ロシアの産業品の輸出が少ない原因の一つか。



 この皇居前広場でメーデーなどの集会が開かれている。内容は食糧メーデー。


「俺たちに、米を寄越せ! 食べるのもが無い! この子らにお腹一杯にご飯を食べさせてやりたい!」


 用意された壇上には、子供をおぶった母親、10歳の子供まで演説をしている。



 お正月の参拝だが、未来志向のお参りにはならない時代か。


「私たち女にさ、昭和21年に婦人参政権が付与されたけれども、悲しいね、あまりにも日本を壊し過ぎたから、男女同権の新しい時代が訪れたにも拘わらず進歩してないね」

「大体がさ、男が減って、本当のいい男が居ないのですもの」

「そうね、兵隊の陰に隠れて生き延びた男に、国政を任せるのも不安だわ」

「だからGHQがアメリカに引き揚げないのよ」


「綾香、彩香。早く来なさい。逸れたら帰れなくなるわよ」

「は~い」「イエッサー」

「なにバカな事を言ってるの! 日本語で返事なさい」


 沙霧は怒っているのか?



 澪霧は三人を見て感じた。 沙霧が妹二人に色々とお節介をやいている。こういうところが長女の役目か。


 澪霧はやや怒りっぽくなった姉と、危なっかしい妹二人を交互に見つめて見守っている? というべきか。


 私もだけれども、姉の沙霧は母の実子ではないが、段々と母に似て来たように思えた。妹の二人は4歳年下だが、考え方は家族の誰とも似ていない。自我が強いし何事にも動じない。昨年の戦いでは援護射撃だったが、怖がったりしてはいないのだ。頼もしい”の一言では言い表せない。


 澪は二人に向かって、


「ね! 現状の日本はどう思うの?」

「うん、悲しいね、闇市に手を出さずにさ、配給だけで生活した人が、餓死するんだもの」

「日本の国民が生きるのに必死だよね。戦争って本当に不毛だわ」

「ここ皇居では、ご飯が残飯として処分されてるらしいじゃないの。酷いわ、あんまりだわ!」


 澪は、


「でもさ、この苦難を女手一つで家族を養い生きて来た人は偉いわ! 皇居の残飯のご飯を食べようと手を出した子供にね、思いっきりその子の手をひっぱたいて説教したんだもの。私だったらひもじい我が子にそのまま食べさせたかもしれないわ」


 綾香と彩香は、


「あの皇居、襲撃事件ね」

「お姉さまはまだ子持ちじゃないから、分かりませんわよ」

「それはそうだけれどもね。でもそのご婦人の思想観念はやはり偉いわ!」


 澪はまだ何か言いたげそうにしていた。


 GHQは、国民の天皇崇拝には驚きを隠せなかった。天皇陛下の全国の視察に待った! を掛けたりしている。


 天皇陛下のお出ましに、一般参賀の大衆は湧きあがった。大きい声が聞こえる。


 沙霧は、


「私たちは遠くで見守りましょう。この観衆にあの兵隊さんが居たら危険ですもの」


 澪霧は、


「そうよね。いくら何事も無いとはいえ、人狼兵が日本から居なくなった訳はないですもの」



「ねぇ、ねぇ、お姉さま。せっかく札幌から出て来たのになんで前に行かないの?」


 綾香の問いかけに沙霧は、


「もし、暴動になったら危険です。私たちはここで人間観察してましょう。第一にあなた達二人が逸れたら? と考えるととても不安だわ」


「わ~ヒドイ! でも心配してくれてありがとう」


 彩香が返事した。もう一人は憮然としている。



 一般参賀の群集から抜け出した4人だったが、誰も帰ろうとは言わなかった。この4人に年始の呪文が届いた。


「我は、汝らに命ずる。イサナリエカ! 頭に鉄槌を与えん。ボコ」

「キャイ~ン!」X4人



 この年には、多数の大きな事件が発生する。朝鮮人が引き起こす事件は多数発生し続けているが、日本以上に朝鮮半島も厳しいらしいのだ。大金を払った日本は自国よりも天国に見えたのか、渡日朝鮮の人が異様に多いのだ。


 大体が若い男を殺してしまった日本の軍隊が悪いのだろうが、朝鮮の男らを日本の炭鉱や新しい工場に募集したのが、一番悪いとも思える。


 日本の炭鉱では、若い女も沢山働いている。でも産業発展には石炭がまだ足りないのだった。安全優先は二の次にされて石炭が産出されていって、大きな災害が、小さな事故が多発する。給金は高額だったが家族に仕送りする人はつつましやかに生活し、給金すべてを消費する人は豪遊も出来た。都市の繁華街が石炭で賄えたりした。運河として利用された河川は黒くなり魚も絶えてしまう。今でも河床には石炭の粉が堆積した地層が見える。



 目を覆いたくなるとても酷い事件と、在日韓国・朝鮮人が引き起こした2件の事件の3つを人狼兵に見立てて書いてみます。期待は持てませんので適当にスルーして下さい。


スルーして頂きありがとうございます。90歳くらいでないと書けない時代ですね。

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