第3話
私服の蓮くんは派手だった。
黄色いアロハシャツに黒いタンクトップを中に着て、緑色のカーゴパンツにサンダル。
重そうなネックレスとごつめの指輪を4つもしている。
「お店で着てるの制服だったんですね」
「あ~、一応、白シャツに黒いパンツって決まりがあって、あと、アクセサリーはね、ほら、お客さんに当たるとまずいからさ」
お気遣い!
あーんど
プロ意識!
「ラフな蓮くんが見られて私、超ラッキーです!」
「ははは。イメージと違うって言われなくてよかった」
違うけど、それもまたいいんです!
「お店に行きましょう。気に入ってもらえるといいんですけど」
今日は全てがツイている。
だって、佳純と行こうとしていたのはハワイアンレストランだから。
店の内装がジャングルのようになっているらしい。
時間になると、フラダンスショーが始まるらしく、それを佳純が見たいって言っていた。
「穂乃果ちゃんってお酒飲めるの?」
「はい!好きです」
「よかった。俺も」
初めてのプライベートな会話とは思えないほどにリラックスしている。
たぶん、蓮くんもそう思ってくれてるんじゃないかな。
大通りだけど人が多くて、並んで歩けない。
ちょっと下がろうかと思った時、蓮くんが私の手を握った。
「はぐれるといけないから」
ひゃぁ~!




