第2話
「穂乃果ちゃんさ、今日ってこの後、予定ある?」
「ないです……けど……」
本当は、友達の佳純と飲みに行く。
けど、そっちはリスケできる。
「よかったらさ、食事でもどうかな?」
まーじーでー?!?!
行くに決まってるし。
今日、めっちゃついてる!
「でも、蓮くん、お店は大丈夫なんですか?」
「今日は珍しく、この後、予約が入ってないんだ」
蓮くんの暇つぶしのお相手できるなんて光栄です!
「声かけていただいて嬉しいです。私、お店の予約していいですか?」
「あ。お願いできるかな。ありがとうね、穂乃果ちゃん」
蓮くんは片付けが終わったらすぐに合流するからと、向かいの本屋で待ってるように言った。
指定の本屋に入り、佳純に電話する。
「ごめん!今日、行けなくなった!」
『えー。私、もう家出ちゃったよ~』
「ほんと、ごめん!蓮くんに食事誘われた!」
『え!うそ!まじで?ならいーよ、いーよ、そっち行きなよ』
「ありがとう!そう言ってくれると思ってた~。そんでさ、悪いんだけど、予約してたお店さ……」
『もちろんいいよ!蓮くんと行ってきなよ!』
「ありがとー!佳純、大好き!感謝するー」
興奮気味に電話を切ったら、蓮くんが走ってきた。
店の外で会うのは初めてで、ドキドキというかバクバクというか……
心臓がやばい。




