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レンチンみたいな恋のゆくえ  作者: あおあん
トップスタイリストの蓮くん

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13/16

第13話

2歩進んで、蓮くんの胸に巻きつく。


なんだか良い匂い。


「ごめんな。俺、せっかちだから、戸惑うよな?」


私の頭に顎を乗せたまま蓮くんがしゃべった。


黙って首を横に振る。


私こそ、いい歳して、ビビリでごめんなさい。


恥ずかしくてこんなこと言えない。


「俺、明日はシフト入ってないんだけど、会える?」


火曜日。


仕事が忙しいわけじゃないけど、毎晩、出掛けるのは生活のリズムが狂う。


それに……


また家に誘われたら、もう断り切れない気がして……


Q:蓮くんと関係はどう進めたい?


A:時間をかけたい。


さっきの問いに答えが出た。


「ごめんね、明日は会社の飲み会があって」


「そっか。じゃ、また。おやすみ、穂乃果ちゃん」


「あ、えっと……」


「どうした?」


優しく微笑んで、待っててくれる。


「さっきの……」


「さっき?」


「お店の前にいた女性」


「女性?」


まさか、蓮くんは覚えてないのだろうか。


「ああ、カレンのこと?」


「たぶん」


「何しに来たか気になる?」


「うん」


「はは。疑われてんのか、俺。でも、なんだろ、ちょっと嬉しいかも。別に大したことじゃないよ、あいつんちに忘れた物を持って来てもらっただけ」


「あ……妹さん?」


ほっとした。


「いや、元カノ」


と、同時に、キスされた。






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