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レンチンみたいな恋のゆくえ  作者: あおあん
トップスタイリストの蓮くん

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10/14

第10話

夕方になったけど、まだ既読がつかない。


もしかして、蓮くんスマホ失くしたとか?


もう一回、何か送った方がいい?


こんな駆け引きみたいなのは苦手なんだけど。


定時上がりの17:00だ。


蓮くんのお店まで1時間かからない。


ちょっと行ってみようかな。


だって、一応、彼女だし。


付き合い始めは肝心だって言うし。


「よし」


気合を入れて電車に乗り込む。


帰宅時の通勤ラッシュ。


家と逆方面はめっちゃ混んでる。


げんなり……


隣のおじさんと、腕が素肌で当たって嫌だった。


やっと駅に着いて、美容院まで徒歩2分。


蓮くんのお店は定休日がない。


お休みは不定期で、シフトで回してるって言ってた。


今日はいるのかな……


予約してないから、お店に入って行けない。


向かいの本屋からお店を覗き見する。


基本、中の様子は分からない。


「あ」


蓮くんが出てきた。


「よかった」


一人だった。


ダボっとした大きなTシャツに、ダメージの入ったジーンズを履いている。


無意識に足が動いた。


「蓮くん」


呼びながら近付いた。


「レン」


蓮くんに駆け寄る、おっぱいのでかい女性。


蓮くんは立ち止まって、私たちを交互に見ている。


えっと……


そちらの女性は?


って聞いていいのかな。


一応……


彼女は私、の、はず、だよね?






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