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【新章・王都編スタート】転生したら孤児院出身。テンション低いけど頑張ります  作者: しぃ太郎
第三章 ルイーズ、再び現る

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SS 皆の先生(デイジーだけ、何かが違います)

学び舎で子どもたちに囲まれる、パーティメンバーのほのぼの回です。

デイジー先生だけ、少し様子がおかしいです。


リアクション、ブックマーク、評価が本当に励みになっています。 一つひとつの反応に力をいただいています。


 ☆リック先生の場合。


 リックは、震えながら構える少年の手から、木剣を弾き飛ばした。

 その少年は驚きのあまり、地面に尻餅をつく。


「お前、剣は向いてないなぁ。他に好きなことあるだろ」

「……う。本が好き」

「お!こんなに小さいのに本好きか!ならそっちのが向いてるかもな。シスターに教わってこいよ。きっと楽しいぞ!」


「でも、男なのに……」


 リックは、少しだけ落ち込んだ男の子の背中を軽く叩く。


「何も腕力だけが強さじゃないぞ?口で勝つのも、きっと凄いことだ。な?」




 ☆ローラン先生の場合。


「リチャード先生に勝つにはどうしたらいいの〜」

「一人で勝とうとするなよ。体格が違うんだから、全員でかかる勢いでいけ。地形を利用しろよ。視線を散らせて、相手の狙いも分散させろ!」


 遠くから、その光景を見て少し驚く。


「え……ローランが、まとも……だと……?」

「……リック、気持ちは分かるけど。本音がダダ漏れ……」




 ☆リジー先生の場合。


「先生〜可愛く髪縛って〜」

「アイツ、昨日私のことブスって言ったの〜……」


 リジーは女の子を慰めながらニヤリと口元を歪ませる。

 迫力がすごい。

 周りの少女たちも、ごくりと喉を鳴らしていた。


「あら~女の子は14歳で劇的に変わるのよ。そいつにはこう言いなさい?『後で女の子にモテようと頑張っても、もう遅い!』ってねぇ〜」




 ☆デイジー先生の場合。


「もう一回『私に痺れろ!』やってー!」

「いや、今度は『燃え尽きろ!』ファイアランスだよ!」


 子どもたち――主に元気な男の子たちが、私を取り囲んでキラキラした目を向けてくる。


「私の魅力に痺れろ!……もう……勘弁してぇ」


 しかし、子どもたちの歓声の前に、私の嘆きの声は届かないのだった。


 そして……私はねだられて、悪ノリでローランに技名をつけてしまった。


「あー、それは『月光剣』ね。そっちは『残影剣』だわ」


 適当だけど、仕方がない……。

 ネーミングセンスなんてないんだもの……。


「かっけぇ!さすがマーガレットだぜ!」

「マーガレット先生、痺れます!」


 喜ぶローランの後ろからも、さらに興奮した男の子たちの羨望の眼差しが向けられる。


 ――反省しています。

 なんだか思った以上に広がりすぎて、収拾がつきません……。



 

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

『転生したら孤児院出身。テンション低いけど頑張ります』は、一旦ここで完結となります。

途中、リックがヒロイン化したり、英雄化したりと大変でした。 気付けばルイーズに一番いじめられていたのもリックだった気がします(笑)

それでも最後まで、リックとデイジー、そして仲間たちの物語を書き切ることができました。

ブックマーク、評価、感想、誤字報告、そしてリアクション。 一つひとつが本当に励みになりました。

少しでも反応をくださった皆様、本当にありがとうございます。

まだ書いてみたいSSネタも残っているので、もし投稿した際はまた覗いていただけると嬉しいです。

改めまして、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

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