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妖精貴族 ~生まれ変わりの妖精無双~  作者: 一


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9/12

妖精の親

分けますね

長くなりすぎる


無事にスライム討伐を果たした私達はそのままユパリの街に行こうとしたのですが...


「流石にコレをそのままと言うのは少し気が引けますね」

「凄いやー。草原が凍っちゃってる」

「...すみません、マスター」


イグを召喚する前、なんとかシャールでスライムを倒そうとしてそこら中を氷漬けにしてしまったのでこの氷をなんとかしてからユパリに行くことにした。


「でもマスター。流石に僕じゃシャールの氷を溶かせないよ。実力も何もかもが僕の方が劣ってるし」

「マスター自身も先ほどの異常温度差(オーバーヒート)に加え、イグを召喚したため、魔力が少ないはずです魔力が枯渇すると最悪の場合、私達が弱くなってしまい、何かあった時に守れません」

「うーん...」


妖精の能力は精霊使いの魔力によって強化、弱体化があるらしく、私自身の魔力は通常の人よりも高いらしくシャール自身も「ここまで力が強くなる魔力量は初めてです」と言うほどだ。

ただ、精霊使いの魔力が0(空っぽ)になってしまうと精霊達も、一次的に弱くなってしまうらしいのです。


「でもなんとかしたいですね...」


生態系という言葉もあるように、今の私達はスライムを倒すためだけに生態系を崩しかけてしまってるのですから。

氷を溶かし、草原を元に戻す必要なんです。


「どうしましょう…」


そう呟いた時だった。

不意に、足元が暖かくなった。

いや、光ってるのです。


「え、コレ…」

「マスターどうし…え?」

「どうしたのですイグ…は?」


イグとシャールが驚愕の声を上げるのと同時。

転生して手に入れたスキル「鑑定」で表示していた自身の魔力(MP)が急激に回復し始めたのはほぼ同時だった。


「え、これ、えぇ!?」


目で追っても信じられない速度で回復し続ける魔力を見つめ続ける。

今何が起きてるかは自分でもよく分からないけど…

この魔力を使えれば…

私はすぐに両手を凍ってしまった大地に向けて叫んだ。


「異常温度差(オーバーヒート)!」


発動した先がシャールの妖精の力を得て、温度を上昇させていく。

凍った大地は、水色から緑色へと変わりゆき、元の大地に戻った。

その間も、私の魔力は減る事を知らないかのように回復していく。

他にも凍ってしまった大地に向かって「異常温度差(オーバーヒート)」を連発していく。

そして、たったの数分で大地は緑の輝きを取り戻した。


「やりましたわ!これで生態系が荒れる事は…あれ?」


ふと、魔力の残量を確認するために開き続けていた自身のステータスに目が行った。

そこには…


——————————————————————————


名:リーリア・ベテル・アファント 性:♀ 年齢:8

役職:貴族及びエレメンタルマスター


ステータス

生命:200(現)/200(最)

魔力:3300(現)/5000(最)

持久力:25(現)/30(最)

戦闘力:1

防衛力:35

運:40


所持能力

鑑定:自身、対象の能力を見れる

威厳:役職「貴族」専用スキル。自身より低い役職「市民」や「農民」に対して僅かな恐怖を与える。

召喚:役職「エレメンタルマスター」専用スキル。精霊を召喚する事が出来る。

永久保存:役職「エレメンタルマスター」専用スキル。精霊の最大契約数の上限を無くす。

永久凍土(アイスエイジ):妖精「シャール」との契約で使用可能になったスキル。

雪原暴風(スノーストーム):妖精「シャール」との契約で使用可能になったスキル。

氷結弾薬(アイスバレット):妖精「シャール」との契約で使用可能になったスキル。

異常温度差(オーバーヒート):妖精「イグ」との契約で使用可能になったスキル。

自然(エレメンタル)人(ヒューマン)の加護:自然人からもたらされる加護。自然のある場所での常時魔力回復効果を持つ。


永久保存内契約精霊

氷冠位精霊:シャール

火下級精霊:イグ


——————————————————————————


これが自身のステータスで今さっきまで「異常温度差(オーバーヒート)」を何度も使ってたので魔力が減ってるのは分かりますが…


「このスキルは…」


恐らく、説明文を見れば私の魔力が減るどころか増えた原因はこの「自然(エレメンタル)人(ヒューマン)の加護」というスキルが原因でしょう。

何せ先ほどまでこんなスキルを持ってた覚えがないので。


「この力は一体…」

「マスター」

「ん?」


ここで今の今までずっと沈黙していたシャールが話しかけてきた。

何故かイグも少し表情が険しい。


「どうしたのですかシャール?私はなんともありませんよ?」

「いえ…少し訪ねたいのですが…まさかマスターは異界人なのですか」


シャールからの質問に驚き、そしてすぐに自分が何をやってしまったのか理解した。

実は、少し前に調べてたら私以外の転生者も数が少ないながら居るには居るらしいのですが…

大昔の文書だったので今は分かりませんが、そのどれもが、高いステータスや魔力を保有してる事から特殊な兵器に無理やり閉じ込められ、死ぬまで人間兵器として扱われるという悲惨な結末を迎えている。

その本以外にも同じような事が書いてある本があと5冊…多分把握できてないものも含めればもっとあるはず。

私はこの世界で生きるにあたって、自身が転生者…即ち「異界人」である事を隠す事を決めた。

前世とは少し変わるが、似たような最後を迎えたくなかったから。


「マスター、教えてもらえま」

「そこから先は言う事を認めません」


私が一言喋ると同時に、シャールが驚いて一歩下がる。

どうやらあまり使う事はないと思っていた「威厳」が発動しているらしい。強さ的にはシャールの方が強いハズですが、契約してるのが私だから。


「イグも良いですか?その事は決して誰かに話してはなりません。精霊は主には絶対に逆らえないのは貴方たちが最も分かってるハズです。シャールの精霊の力でイグもシャールもどちらもいつでも消せるのですからね」


私は怒気を込めてより口調を強くしてそう言った。

普段の自分では考えられないような言葉が口から流れていくのを止められない。


「お、落ち着いてくださいマスター!そもそもでそれを誰か他の人間に話すのは禁止されています!」

「そうだよ!だって異界人は皆、僕らを助ける為に神がこちらに連れてきてくれたんだ!そんな大切な方の秘密を言いふらすなんてしないよ!」


二人は決して自分たちは私の正体をバラさないと言ったが、今気になる言葉がいくつかありました。


「助ける為?」

「…シャール、あの話って」

「…普通はダメですが今回はあの方たちからの支援もありますし何より、長き間、精霊が求めていた人です。言っても問題ないでしょう」


シャールの長い話が始まるのはそこからだった。


「今、私達の本当の存在理由を教えます。この世界の過去から私達の事…そして、私達の親である自然人についても、全て」


いくつかの補足↓


役職関連


役職=生まれ持った才能、もしくは努力の結晶

   役職によってはスキルを得られる

   農民は「農作」「水分調整」などが使える


ステータス関連


生命=HP

持久力=スタミナ(SP)

戦闘力=攻撃力(魔法は別枠で「魔術力」がある。主人公は成長途中でまだ見えない)

防衛力=防御力


スキル関連


スキル=能力

役職事にスキルが存在する場合もあるがいくつか系統がある


通常(ノーマリティ)

誰でも会得出来る。

該当能力「料理」「裁縫」「運搬」「酒造」「花育て」


特殊(リシアリティ)

会得するのに努力がいる。能力ごとに努力しなければいけない事が変わる

該当能力「鑑定」「良品当て」「短時間睡眠(ショートスリーパー)」「耐久性」


職業(ジョブリティ)

特定の職業のみ扱える能力

該当能力「剣術」「狙撃力」「確定命中」「記憶整理(セーブスロット)」


※作者からの補足

リーリアのステータス見てもらえれば大体分かりますがステータスめっちゃ長いです。

タイミングあれば作中で登場したキャラ達のステータス管理するお話作りたいと思います。

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