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ミシェリア

天界……神々と天使の住む場所……そこに一人の男が生まれた。そのことが後に天界、魔界の二世界を大きく揺るがすこととなる……


「あら、可愛い男の子ですわ。」

その男は神と女神の間に生まれた。彼の両親についてはよく分かっていないのでここにはなにも記さないが、噂によると大層美しく聡明だったらしい。

彼は、黒い髪に黒い眼をした、天界では珍しい姿だったようだ。そして力が異常に強かったようである。そんな彼だが性格はいたって温厚で、誰にでも優しく、生まれも良かったためか天界ではすぐに将来の有望株となった。しかし、いくら温厚で誰にでも優しかったとはいえ、やはり彼にも悪戯心があった。彼は行ってはいけないと皆から言われた場所……悪魔や魔物のいる魔界へ行ったのだ。それが彼の人生、そして二世界を大きく揺らがせることになるとは露ほど思わずに……


魔界は彼が思っていたよりもきれいな場所であった。黒髪で黒目の彼はすぐにそこに溶け込んだ。魔界に来て数日たったある日、彼は奴隷商に会う。

「よう兄ちゃん。いいのを買わないかい?安くしとくぜ?」

「……?」

彼は天界育ちのため奴隷商というものがよく分からなかった。しかし何かを買ってほしいのはよく分かったのでその商人についていく。連れて行かれた場所は美しい少女たちが閉じ込められている商品ケースという名の牢。まるでペットショップのように全裸の少女たちが並べられていた。

「どれがいい?」

彼は唖然とした。わけが分からなかったがここまで来て何も買わないというのもまずいと思い、一人の少女を買った。

「まいどあり。」

少女は金髪碧眼で美しかった。年は少年より少し下で種族は悪魔だという。

「どうして私を買ったのですか?」

「なんとなく。」

そうとしか答えようがなかった。だって本当になんとなくだったのだ。彼は少女と数日過ごした後、気に入ったので天界にまで連れてきた。


「その少女、どうしたのですか?」

「洞窟で拾った。」

翼を出さなければ天使と悪魔の違いなど気付かない。少女は天使として天界で彼と過ごし、恋に落ちた。


                          *****

          

「はぁ。ねえ聖。これのどこが聖と関係あるの?」

「もうちょっと読め。そしたら分かるから。」

確かに少年と少女のその後は気になる。私は読み進めた。



はい、魔界語講座です。ドンドンパフパフ~♪

ミシェリア…伝説、神話を意味します。綴りはmicieleaで主に天界がメインのものが多いです。



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