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タイトル未定2026/10/18 16:21

「お前らこんなところで何をしてる、否、そもそもここは何処だ」


 内藤は上半身を起こすと宗盛へ聞いた、宗盛はことの経緯を語ってみせると、内藤はそうであるかと顎に手をやり考えていた、ふと何かを思い出すと更に宗盛へ聞いた。


「近藤さんはどうした、甲府へ向かう途中に永倉と逢うて甲府城奪還したと聞き及んだが」


「大久保様は今は江戸におりまする、次なる戦いを見据え勝海舟殿の元へ向かうと申されておりました」


「そうか…

 あの日、甲府城へ向かう馬上にて突如、銃撃を受け⋯馬からおつると頭をしこたま打ち付け⋯

 そこまでは…」


 内藤は起こした上半身を布団へ投げ出すと、何も覚えとらんと告げ目をつぶった、すると孝江が総髪にて後ろへ撫で付けた内藤の髪を猿が毛繕いするが如く掻き分けた、内藤は何をしておると孝江の手を払いのけたが孝江はその手を捕まえ言った。


「その折、脳が揺れ覚えがないので御座いましょう」


 孝江は内藤の頭に傷がない事を確かめそれをやめた。


「なるほどな、で宗盛、此処は何処だ」


「駿府で御座います」


 内藤は倒した上半身を再度起こすと後ろの格子を開け外を見回した。


「忙しないお方じゃ」


 杉がぽつりと呟いた。


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