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タイトル未定2026/09/23 04:48

 乾は京へ戻り二条城の大総督府本営、東山道先鋒総督、岩倉具定へ東山道軍の敗北を告げた岩倉は援軍の到着も待てなかったのかと責めたが乾は何の弁明もせず京にて謹慎するとだけ告げ二条城を後にした。


「乾さん、どげんしもした」


 乾は二条城を出た処で登城する東征大総督府参謀、西郷隆盛と出くわした。


「西郷様、申し訳ありません東山道軍は敗北しました」


「いやいや、乾さんが無事で何よりじゃっど、じゃっどん、乾さんほどんお人が率ゆっ軍勢が負くっちゅうは、何ぞござったとか」


 乾はありのまま甲府での事を西郷に告げた岩倉の前では一言も語らなかったが西郷には全てを語った、聞き終えた西郷は腕を組み難しい表情で言った。


「あんおごじょは、素戔嗚ん生まれ変わいじゃろか」


 乾の険しい表情はみるみる溶け落ちるとその下から満面の笑みが現れ西郷に


「かもしれません」


 そう告げると頭を下げ二条城を後にした。


 登城した西郷は改めて東山道軍の敗北を聞くと急ぎ軍議を開くと告げ残る参謀と再度、甲府へ進軍するか甲府を捨て進軍中の北陸と東海軍へ増援させるか討議したが西郷は終始甲府進軍に抗っていた甲府城の守備は強化され無駄に戦力を削がれると西郷は言ったがその本意は量りかねた。


「甲府から箱根まで三十三里、さてどう動く孝江」


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