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二十六章 冒険再開! ~滅んだ町セラヴィの皆さんを救済する手立てはあるのでしょうか。~

 サンクティス工務店へ帰投後。

 空とピエリーナは一度軽く眠り、セラヴィから連れてきたトリスタン・トワトルを近くの喫茶店に呼んで話をした。そこにはフォレストもおり、彼がいないと進まない話もあるようだ。

「そうか。ヘイヤンマオは一網打尽にしてくれたか。感謝する。だがセラヴィはもう終わりだろう。町民はほとんどいなくなり、残った町民も飲んだくれてケンカに明け暮れて飢えて、町と共に果てるだろうな」

 そう言うトワトルに、空が伏し目気味に答えた。

「お気の毒ですが、我々にセラヴィを救済する力はありません。しかし、今残った人をわたしたちが雇うことを講じることはできます。我々はレアガルド王国フォーマメント州でリゾートを経営しており、サービスの提供と新しい村の開拓にはどうしても人手を必要とします。それにもともと我々はセラヴィまで建築に関する視察に来ていたので、トワトル氏にご協力いただけたら大変うれしく思います。どうでしょう、フォレスト殿下?」

 空の提案に、フォレストも「悪い話ではない、歓迎したい」と頷いた。

「でも空師匠。問題はセラヴィの町の人々にどう説明して納得してもらうかですよ」

「心身ともに荒れ果てた人が聞く耳を持ってくれるかどうかは分かりませんが、それでも最初からあきらめたりはせず、一度くらい話を聞いていただきましょう。それ以上の問題として、国籍があります。他国に出稼ぎに出るという名目で来ていただくか、レアガルド国民に帰化していただくかで扱いが変わります。帰化に関しては審査が厳しく現実的とは言えませんので、まずは出稼ぎと言う形で来ていただくよりないでしょう。その分、税金問題が発生しますが」

 そう懸念する空に、トワトルは言った。

「それでも、今のあの町に雇用も経済も何もあったもんじゃない。稼ぎの半分税金として持っていかれようと、食えなくなるよりはマシのはずだ。一度あの町を見捨てた立場でどの口がと言いたいだろうが、どうか俺様が守れなかったセラヴィの民を助けてやってはくれないだろうか」

「できる限りのことはします。我々も労働力は喉から手が出るほど欲していたところですので。書面はまた後日と言うことで、今日はよい約束ができたとします」

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