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登場人物紹介4

《登場人物 旅の仲間》


呉 空

 自らの名前と武術の流派『八極拳及び六合大槍』以外のすべてを忘れている、記憶喪失の少女(アレットと同い年ほど)。アルミス州アルミスセントラルに流れ着き、陸軍の女性兵士アシュレイに身柄を保護され、八極拳の戦法を陸軍兵士に伝授することを条件に少尉相当の客人→中尉相当の非常駐兵となる。のちに冒険者に転身、美食と美景、そして自らの過去を探す旅に出る。『五常の徳=仁義礼智信』を信念に誰にでも礼儀正しく悪には容赦なく接するが、食べることとなると我を忘れて止まらない。


アレット・ドイル

 アルビオン諸島連合王国出身、レアガルド王国議会保安庁諮問探偵兼武術家兼ライトノベル作家(プロではない同人誌書き)の、十六歳の少女(アルビオン及びレアガルドでは成人済み)。探偵スタイルとボーイッシュな言動が特徴的で、ムードメーカーでもある。ミステリーが起これば冷静な判断と確かな観察力と推理力で真実を突き止めるが、アルビオンの兄には及ばないらしく、武術でなら兄に勝てると豪語する。「レアガルドの通貨に慣れない」と言い訳するが、金勘定が大の苦手である。流派は『バーティツ』。ボクシング技や柔術技、拳銃による射撃のほか、伸縮ステッキ、傘、帽子などを武器にして戦う。


河上ひまり

 着物に袴に大倭刀と言う出で立ちの、遥か東にある大倭皇国出身の元武士の少女。ある律令国を治める領主が病死し(そのためお家は断絶、国は隣の国と合併された)、美術めぐりが夢であったその者に仕えていたひまりは領主の代わりにレアガルド各地の寺院(ジグラス)を参拝し、最後のジグラスに主の遺骨を納めることを旅の目的としている。もう一つの目的として各地のジグラスの書庫にあるレアガルド伝記をも古い黙示録ではないかと考え、私立考古学者として伝記の解明を目指す。流派はヤマト式剣術である『河上流剣術』。銃弾を見切って躱(かわ)すことができるほど戦いに秀でている。


ピエリーナ・マルゲリータ

 錬金術が盛んな町アルケモート出身の十五歳の少女。バレリーナ教室に通っていたがセンターの座を失い、失意から立ち直るためにタップダンスと武術を習い、二挺拳銃のカウボーイスタイルで決めている。ビジュアルや仕草のせいで幼く見えるが、ショーマンそして武術家としての誇りは高く、戦うと決めたら八方より銃口を向けられようと臆さず双銃の引き金を引く。修めた武術は『カポエラ』と『ガン=カタ』。何よりの強みはバレリーナまたタップダンサーとして鍛えたその脚力と精密なフットワークである。実家が靴屋にして錬金術工房であるため、錬金術師としての資格を有し錬金術の知識も豊富である。


ヴィント・フォン・リヒトホーフェン

 空直属のメイドにして八極拳の一番弟子の少女。もともとはジャガートンと言う町から家庭のために出稼ぎに出たはずが、騙されて娼婦として売られかけたところ、空たちに助けられた。父の病死を境に叔父が実家に居座り横暴を働くようになったため、苦しむ母と弟を守れるだけの力が欲しいと空に八極拳の修業を願い出る。真面目で礼儀正しいのに言動はぶっきらぼう。


二宮忠八

 大倭皇国出身、株式会社二宮航空力学研究所設立者、同社社長。子どものころから思い描く空を飛びたいと言う夢を実現すべく、パトロンと新型エンジンを求めてアルビオン諸島連合王国まではるばるやってきて、ついに会社を設立。戦いは好きではないが、ヤマトの陸軍では軍医であり、自らも『銃剣銃術』と言うライフルを使った剣術を使いこなす。


二宮(旧姓:深見)寿代

 忠八の妻。讃岐国の亀ヶ池と言う地域に住んでいる。住まいの倉庫には大倭皇国陸軍亀ヶ池分隊からの援助を受けられずエンジン部分が存在しないタマムシ型飛行器があり、忠八がアルビオンに旅立ってからの寿世は飛行器を眺めては夫の悲願が果たされることを願っていた。かなりの焼餅焼き。怒ると怖い。


リィン・フィル・ライトアームズ

 アルスの妹。アルスのことは「兄貴」と呼ぶ。アルスの剣を借り受け、空の新たなる冒険の旅に付き合うことになる。空ほどではないが、彼女も彼女でなかなか食い意地が張っている。彼女の主な戦闘手段は、兄と同じ『太陽手』なる武術、兄から借り受けた長剣『ライデイン・ナインス』。


《登場人物 織田家、稲葉山城》


ネネ(幼名)=織田信音

 織田家第二十七代頭首で、織田家どころかヤマトの長い歴史を見ても初の女性大名。空たちと出会った頃は大広間上段に布団と酒と遊具を持ち込むなどしてロクに公務をこなさない『音信不通の第六天』と呼ばれ、周辺の大名からもナメられていた引きこもり状態。しかし実際は重度のグロッキーである。


織田信頼

 信音の父にして先代織田家頭首。それぞれの立場から、信音からは表では「父」ではなく「先代」と呼ばれることが多い。彼もまた流行り病の罹患者で、ネネ(のちの信音)を生んで以降子を残せない体となってしまった。やがて覇気も衰え、ネネが育ってきたのを頃合いに彼女に織田家及びヤマトを託し城内隠居状態となる。それでも信音の良き相談相手でもあり、幼き頭首のよき導き手として裏で尽力している様子である。また、忠八と同様に機械に強いらしい。


長男の信繁

次男の信家

長女のレン

次女のメイ

 ネネ=信音の兄と姉たち。信繁はひまりの主と同じ流行り病にかかり死亡、信家は横暴な性格のため寺に入れられ、レンは足利家に嫁ぎ、メイはどういうわけか農業がやりたいと城を飛び出してしまった。そのため五兄妹の末っ子であるネネが先代の後を継ぎ、織田信音として頭首を襲名するに至ったのである。


織田信氏

 織田信長より数えて四代目の頭首。残虐性の持ち主であることから、付いたふたつ名は『信受死』。


クマ

 信音の世話役である腰元(メイドのような立場)の少女。信音とは友人づきあいを許されており、彼女を幼名のネネと呼び、対等な口調で話す。


桑原志和

 信音に付き従う家臣の中でも最年長で、筆頭家老の役職にある。信音には厳しいが稲葉山城において最大の理解者である。何でも保守的な方面にのみ早急に判断してしまいがちな悪癖と信音に暴力的な説教を受けることを喜びとする性格から、信音からは「短気」、空たちからは「ドM」と評され、合わせて「短気ドM家臣(家老)」と呼ばれるに至る。


恩田上雲

 信音の教育係。やはりなかなかに暴走気味。グロッキーの原因。


織田信長

 かつての大戦で天下統一を果たした織田家九代目頭首、天下の覇者。その圧倒的な実力から当時の将軍らから『第六天魔王』と呼ばれ恐れられた。信音いわく「信長は蒸気機関を搭載した馬車がごとく行動力が異常」。彼より前の先祖はさておき、信長の子孫は全員そろって頭がおかしいと信音は言い、信音自身も何の役にも立たない遊戯(将棋やチェスなどのボードゲーム、戦略系ゲーム)の才能があると自覚している。


《萌桜院家、皇居》


萌桜院伊織

 萌桜院家当代頭首にしてヤマトの女皇。自らのアークルの波長を他者と同調させる能力を持ち、大地そのものに刻まれた記憶(アカシックレコード)や人の記憶を読み取ることができ、自他ともにその能力を忌み嫌っており、おかげで伊織本人は酷い人間不信に陥った。唯一信音のみを親友と呼んで慕う。可愛いものが大好きで抱き着いて撫でまわして放さない、お忍びの旅が大好き、自分を巻き込んだデスゲーム(代表:サイコロの旅)が大好きで、サインは達筆であり『ヤマトのアイドル』を自称する。この自己中心性のおかげで、彼女の行く先ではすべての人間が戦慄して凍り付く。世界で唯一、母には頭が上がらない。


萌桜院勇実

 先代女皇にして伊織の母。時代を娘に譲るも未だ一部の権力を有しており、母としても娘のバカ騒ぎの落とし前として容赦なく折檻する。その折檻のレベルが尋常ではない。


《登場人物 城下町、美濃川町》


八田権兵衛

遊技場・八田権兵衛の賭場

常連客

 城下町にある賭場。昼間から怪しい男たちが遊んでいるが、博打にカネを掛けるなど違法なことはしていない、健全真っ当な遊技場である(法の上では)。


乾物屋の女性店長

 城下町の商店街にある乾物屋を営む女性店長。信音はよく商店街で買い食いしながら人々との交流を持つため、彼女のほか多くの店や客たちが信音と顔なじみである。


長谷川璃桜

火付盗賊改方城下町本隊

 長谷川璃桜は城下町奉行所直属火付盗賊改方当代長官の女性。信音より盗賊討伐の名を受け、火盗組員を率いてこれを成す。火付盗賊改方はレアガルド王国で言うところの騎士団に当たるヤマト伝統の治安部隊であり、各町の奉行所(裁判所)の直轄組織。火盗及び奉行所は織田家頭首を最高意思決定機関として成り立ち、陸軍と海軍も別に存在する。


遠山甚右衛門

城下町奉行所

 遠山は奉行所の奉行(裁判官)。美濃川町で騒ぎを起こした大岑の旅行者一団の裁判を担う。


原 次郎丸

息子の竹丸

妻のまい

川魚食堂はら

 美濃川町にて、一家そろって食堂を営んでいる。


《武田流剣術道場》


武田楓雅

 武田流剣術道場の師範。


武田嵐駕

 門下生の中で最強の青年。相撲の心得もある。


麦畑英二(のちの現銀谷英二)

父の慎二

 英二は、美濃川町の河原で剣術の稽古をしていたところを太極門の遠征に他流試合を挑まれ勝利した少年。だがこの他流試合が、剣術道場と太極門の衝突に発展する。


《呑氏太極門》


呑東覇

 呑氏太極門の老師。『感謝・尊敬・謙虚』を重んじ、弟子たちにもそれを教える。


陳燕青

 河原で剣術修行中の英二に他流試合を挑んできた、太極拳の門人の少年。門の中で一番まっすぐで純粋である。


田瑞夷

雲禅

雨慈

 呑氏太極拳の門人。燕青が美濃川町の剣術道場の少年に負けたことを知り、太極門の恥だとして他流試合の相手の道場に因縁をつけてくる。


《サイコロの旅》


(太陽国)

店長

食堂カメーカメー包囲網

 カメーとは太陽国語で「召し上がれ」の意味。空は腹が膨れるのも構わずすべてのメニューを注文し尽くしたため愕然となった。


金城悠真

 金城道場の師範。アルス&リィン兄妹の祖先であるライトアームズ一世が太陽国出身であるため、ライトアームズ家との交流が続いている。


尚那王

 守国城の主、太陽国の国王。


(讃岐国)

店長

食事処かめちゃん

食事客

亀ヶ池分隊の兵士

長岡外史

 かめちゃんは亀ヶ池分隊の前にある食堂で、讃岐うどんが大変美味である。訪れた忠八を兵士たちは「お前はまだ子供じみた夢を追いかけているのか」と嘲笑うが、飛行器が空を飛んだ事実を話すと地元の客たちは忠八がアルビオンで果たした偉業を褒め称え、長岡はほかの兵士と異なる反応を見せる。


(蝦夷国/アイヌモシリ)

札幌駅舎内食堂・風神

地元アイヌ人

 やはりここでも空は食の限りを尽くす。羊肉のチーズを美味しそうに食べる空を見て、アイヌ人も喜ぶ。


(春日国)

春日城下町大通り

 旧春日国領から多くのうどん屋が出展し、当然空が腹いっぱい食べないわけがない。


(宮城国)

店長

寿司の一心

 店長は信音や伊織と面識があるらしく、信音は旧・陸奥国じゅうの寿司屋を食べ歩いてこの店の味に惚れ込んだと言う。


(常盤国)

牛鍋屋・いろり

 信音が絶賛する牛鍋屋。ジンギスカン同様に目の前で調理して取り分けて食すと言うスタイル、そしてしょうゆベースの割り下で味わう牛肉に、空たち一同は感動を隠し切れない。


カレーライスの屋台

松平慶貴

 松平は陸軍浅草分隊の隊長である青年。常盤国の新しい政治拠点として開発すべく土木事業に従事する者たちにカレーライスを振る舞い、手伝いに来た空を快く受け入れる。


お好み焼きの岸和田・武蔵分店

 伊織、松平を交えて本場和泉国のお好み焼きを味わう。皇居を抜け出しお忍びでやってくると言う伊織に、信音は「かわいそうな奴じゃの」と心からそう思いながら口に出してしまった。


《登場人物 相模国、大倭皇国海軍相模分隊》


観音崎基哉

 かつて七橋国を統一していた大名で、ひまりのかつての主。流行病にかかり絶命し、そのため国は相模国に合併され相模国の一部とされてしまった。ひまりがレアガルド王国のジグラス巡りを始めた発端であり、彼の遺骨の一部はひまりとともに旅をし、果てにレアガルドのジグラスに奉納された。


新田勝

 海軍少尉。空たちを庁舎へ案内する。


伊藤仗助

 海軍少将、相模分隊隊長(相模鎮守府指令)。相模国を起点とするヤマトの防衛を担う。


山村順二

 海軍大佐。バギーの地上部隊を指揮する。


長渕朗

 戦艦ヤマト艦長にして、対アーダルベルト臨時艦隊(ヤマト艦隊)指揮者。


工藤秀幸

 戦艦キイ艦長。かつて勃発したレムリア大海戦では駆逐艦イカズチの艦長として参戦し、敵であるメリクス共和国の海軍兵士を救助したことから敵士に「これがヤマトの武士道か」と評して感謝されたことがあった。しかしそれを、ヤマトの誰も語らない。


ヤマト艦隊

戦艦ヤマト、コンゴウ、キイ、巡洋艦タカオ、アタゴ、キタカミ、オオイ、駆逐艦フブキ

 アーダルベルト海賊団を殲滅するために遣わされた艦隊。


《登場人物 アーダルベルト海賊団》


ゲオルグ・アーダルベルト

アーダルベルト海賊団・分団

 ゲオルグはかつて空たちに倒された海賊グスタフ・アーダルベルトの弟。彼も彼で残虐であり、兄が重火器フリークなら弟はナイフフリークで、近接戦闘と確かに人間を切り殺す感覚を病的に好む。多くの流派の技を会得する。


《登場人物 ジグラス》


ヤマト西土のジグラス

 ひまりのジグラス巡りの最初の参拝寺院。レアガルドの建造方式で、これを参拝したことでひまりはレアガルドのジグラスの参拝を決意した。国が管理しているため、祈り手はいない。


《登場人物 カリオストロ協会》


フランソワ・バルサモ=カリオストロ二世

 ジョルジョ=カリオストロ一世の妹。表向きには錬金術に関する真っ当な商売をする一方、「証拠を残さなければ逮捕できなかろう」という姿勢でいくつもの裏稼業を展開して金を稼いでいる、……と言われている。


一等装甲艦シリーズ

 アレットの兄キングスレイ・ドイルが与えた幹部の呼称。前レアガルド海軍庁長官/カリオストロ協会副協会長マトロが自身含めてつけた彼直属のカリオストロ協会幹部は、そろってサンティーエ共和国海軍の装甲艦に由来している。


《登場人物 勇者アルスパーティー》


アルス・ライトアームズ

 パーティーのリーダーである好青年。ライトアームズ家は九代続く伯爵家であり、つまり貴族である。そんなアルスの肩書は第九代ライトアームズ伯爵、通称勇者卿。ピエリーナを「ヒナギクちゃん」と呼び可愛がる一方で、空に対しては一気に語彙力をなくすほど彼女に気がある様子だ。


《登場人物 その他》


海獣・終司羅

 ヤマト周辺の海域を縄張りとし、ヤマトを侵略せんとたばかる国からこれを守り、一方でヤマト人が海に対する敬意を忘れた頃に水害をもたらす、守護神であり厄災神。特に大島の人々から信仰されている。ひまりは終司羅を「世界で唯一の姿ある神」と語る。

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