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第19話 よく晴れた日のベランダ
──現在。
よく晴れた昼下がり。
まさるはベランダでコーヒーを飲み、ぼんやりと立っている。
まさるの父親が、ひょい、とベランダに顔を出す。
「まさる。最近、あいちゃんとはるみ君はどうしたぁ。忙しいのか。」
「……。」
まさるは言い淀み、俯く。
「まぁ、みんな若いからなぁ。なぁ?」
父親はまさるを気遣って明るく言い、室内へ引っ込む。
風がまさるの前髪を優しく揺らす。
まさるは、親指で人差し指の爪を押す。
仁王立ちして俯くまさる。
手元のカップがバランスを崩し、ポタポタとコーヒーを零している。
この物語は、「不可侵領域」(はるみ視点)と対になる作品です。
『不可侵領域』はこちら
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