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掌握
「あ、すげえ」
少年が感嘆の溜息を漏らす。憂いを秘めたような眼差しが妙に艶めかしい。
「どうしたんだい」
母親がぞんざいに訊ねるのに、視線をふと巡らす。
「うーん。ねぇちゃんが、後宮を掌握した。多分、にぃちゃんの後ろ楯を上手く使ったんだろうけど、貞女の鑑ってやつ? すげえよ」
「ふうん」
「まあ、皇帝の好みがそうだって本人が断言すれば、当然だけどさ。あれでねぇちゃんが美人じゃなけりゃ、あそこまで威力は発揮しねえだろうしなぁ」
夫婦の無言の連携に、少年は心を温かくしていた。
そろそろ美少年の方も動く必要がありそうですね。




