表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辻裏の少年  作者: 篁頼征
21/28

嫁入り日和

「やあ、こんにちは」

 にこやかに赤っぽい髪の青年が声を掛けてくる。

「こんにちは。お久しぶりですね」

 美少年もにこやかに応えるが、社交辞令という裏張りがきっちりと張られていて、隙間もない。

「今日は良い日和ですからね。嫁入りにはぴったりだ」

 そう言いながら軒先へ手を伸ばす。細やかな雨がしっとりと降っているが空はとても明るい。

「へぇ。そうなんですか?」

「ええ、そうですとも。倭、でしたか? 東の方の国では狐が嫁入りするのだそうですよ」

「へええ。それはまた」

 話は半分くらいに聴いておくのがいい。情報としての価値はあまり高くはないだろう。けれどこの青年の場合、ちょっとした裏がある可能性も低くはなかった。

「また寄らせて頂きますよ。阿蘭(蘭ちゃん)

 どこか嫌味のような響きがあったが、気にしないでおくことにした。

この青年はそのうちまた出て来るかも知れません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お話の表側は→蒼天の月 * 用語・語彙は→用語・語彙解説
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ