奇跡の重なるいい領主
まさか魔王の話をした日にこんなことになるとは思わなかった、何が起きたかというと、我がエニオレフ家の領地に魔族が侵入したのである。知った理由はいきなり来た魔法部隊【マジックコーポス】の報告だった
コーポスA「報告します!たった今感知結界に魔族が侵入しました!」
ベル「なんですって!?」
(作者の声)感知結界とは魔石で動く簡易結界で魔族や魔物の魔力を感知することができる高等技術である。しかし魔王にとっては下等も下等のカス技術なのでこの結界に引っかかることはない。では何が感知されたのか?それはサダンの家を襲った魔物である、しかし魔王は適当に飛んできたため普通に領民に見つかっていた。そのせいで普通の魔族が感知されたと勘違いされたのである
ベル「今すぐ光属性結界を展開しに行くわ!」
コーポスB「お待ちください!今回の魔族はRランクに相当します!一人で行ったら命が、、、」
ベル「かまいません。それよりも我が領地で老衰以外で民が死ぬのは私のプライドが許しません」
(作者の声)ベルの出撃は結果から言えば『魔王が居なかったとしたら』成功していた。しかし今回はさっきのともう一つ魔王の規格外のせいでまずいことが起きるのである
ベル「あった!あそこが、、、って!サダンの家じゃない!それにもう魔族が玄関に!あぁクッソ!!
こうなったらここから弱体化をさせる!」
(作者の声)そう問題はここなのだ、今ベルは強大な魔力に一直線に向かったため道を選んでいない、そのせいで家の崩壊の前に目的地に行けるはずもないとある崖にいる。それに、魔王は強制的に光属性を無効化する。つまり目の届く範囲にすらいないベルの使う魔術には気づきもしない。しかしあの魔物はしっかりと影響があった、何が言いたいって、実は魔王の力の制御は完璧だったのだ。なのに元々いい感じ死ぬはずだった魔物が弱くなったせいで家ごと消し飛ぶ大惨事になったのである。しかし、ベルがそれに気づくことはない。
ベル「あ、、、サダンの家が、、、ん?えっ!?あいつ何でこの結界の中であんな禍々しい魔力が使えるの!?」
(作者の声)そしてもう一つだけ奇跡を起こす、実はこの時ミスって魔術を解除していたのだ!そのせいで
いったん抑えられていたサダンの精神汚染が反動で暴走し魔王と喧嘩!殴り掛かって返り討ち!その時
にはすでにサダンの家まで走り始めていた!
ベル「ちょっと!そこの魔族!」
まずい、、、家まで付くのに15分かかっている。これだともしかしたらサダンが、、、
バニティ「ん?何さ、ちょっとやらかしちゃったから今から帰るとこなんだけど。」
ベル「そういう訳にはいかないの!我が領民が連れていかれそうになってるのだから、見過ごすことは出来ません。」
バニティ「いい領主だねぇ、でもこいつには私から話さなきゃいけないことがあるんだ」
ベル「、、、だったら、私もついていきます。」
バニティ「は!?自分で言うのもなんだけど、友達殺しちゃったかもしんないやばそうな魔族にちょっともビビらず向かってくるって結構やばい奴だぞ、、、。」
ベル「うるさいです。それよりまず、あなたは誰ですか?」
バニティ「はぁ、、、サダンといい、ここの領民は危機管理能力のないアホしかいないのか、、、。
まあいい、いいか?聞いて驚くな!私はバニティ・ラクリエル!虚飾の魔女にして現魔王である!」
ベル「は?馬鹿な事言わないで頂戴。あんたがRランクだってことはもう調べがついてるのよ。そもそも魔王がわざわざここまでくるはず無いじゃない。エニオレフ領はいつ壊れるかもわからない魔族との関係が悪くなった時に国家レベルの避難所になるほど魔王城から遠いのよ?そんな簡単に来れるんだったら【防衛都市】としての機能がなくなっちゃう」
バニティ「まあまあ、信じてもらえなくてもいいよ。君にもしょうがないから色々話しておくよ。とりあえずついてきて。」
しかし付いて行っていいものか。私は正直Rランクぐらいだったら負ける気はしないけどサダンを取り返すのも含めると少しきついかもしれない
(作者の声)この世界での魔物・魔族・魔人はNからZのランクに分けられ。基準はOが簡単に言えばちゃんと攻撃してくるゴキブリである。そこから次のランクまでに32倍というのを繰り返す。聞く人が聞けば
マグニチュードの基準と同じだとわかるだろう。しかし例外があるそれについては、、、
ベル「そうね、とりあえずついていくけど。変な気を起こしたらすぐ殺すから。」
バニティ「えぇ、、、私一応【悪の大悲劇】なんだけど、、、」
(作者の声)これである。この世界のごく一部。それこそ次に言う3種とその亜種をすべて足し算に掛けても小1レベルの計算になるほどの少数しかいない化け物たちの称号。
【災害 ディザスター】 国家防衛軍がすべて動いてぎりぎり辛勝レベル
【惨事 カタストロフィー】 敵対された国は一部修復不可能なほどの傷を負うことが確定しており。
冒険者ギルド、周辺国家の力を合わせて勝率は5分5分ほど。生き残った国は襲撃された日に黙祷させられ、勝利した日が祝日になるほど後世において強い影響がある。
【悲劇 カラミティ】 もはやどこにも協力してもらえない。どう頑張っても絶対に勝てない、もはや同情の域に達するほどの怪物。地球一個を腕を思い切り振るだけで消し飛ばすレベル
ちゃんと読んだ人には分かるとおり、魔王は【悪の大悲劇】世界に同列と呼べる称号が8個しかない正真正銘本当の大厄災。討伐も封印も懐柔も催眠もすべて無駄なやばい奴
バニティ「とりあえずここから150キロ離れたところに小さめの拠点があるから行こうか」
ベル「は!?150キロってそんな遠く行けるわけないでしょ?」
バニティ「何でさ、移動するのに10秒かからないでしょ?転移すんだから。」
ベル「え!?アンタ転移使えんの!?それが本当なら本当に魔王の可能性が出てくるんだけど、、、」
この世界における魔術は詳細は省くが実は物理現象なのである。そのため転移・転送は今の体を損傷もなく目的地まで完璧にコピーしなければいけないとても難しい技術なのだ。
バニティ「この完璧な魔王様にできないことなどないのだよ!それはそうと君の名前を聞いていなかったね。一応教えてくれるかい?」
ベル「そうね、私はエスレベル・ソル・エニオレフ。名前を聞いたら分かる通り、ここの領主よ。」
バニティ「そう、よろしく。とりあえず移動しようか。」
ベル「えぇ、それでどうしたらいいの?」
私が話しているときいきなりバニティに手を掴まれた。直後、意識が奪われ、夜になりかけている更けた夕暮れのような世界が見える。そして奥のほうに黒い、ただ黒い距離も大きさも図れない、まるで小さいものが近くにあるとも大きいものが遠くにあるとも見える、龍
ベル「あれは、、、勝てない。しぬ、、、!殺され!、、、いや?体の感覚がない、、、体がない、
じゃあもう死んで、、、?」
???「特典【反転コピー】を与えられました。称号【大災害】を手に入れました」
ベル「う、、、ヴゴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴェェェェェェェェェェェェェェェ」
死んでない!死んでない!死んでない!私は生きてる!何が起きた!?吐き気が止まらない!気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
バニティ「おい!落ち着けよ、きったない。」
ベル「誰のせいだと思って!、、、」
バニティ「とりあえず特典は何だった。何が見えた。」
こいつほんとに人のことなんだと思ってるのよ。まぁ、何か知ってるなら聞いておきたいし言っておこう
ベル「不気味な夕暮れの場所に飛ばされて、、、そう!龍。黒い龍よ。不自然なほど距離感がつかめなかった。それで特典が【反転コピー】とか言うのだったんだけど。」
バニティ「そうか、じゃあ行ったのは冥界かな。」
ベル「え!?冥界って、、、まさか私一回死んだの?」
バニティ「そうだけど?一回体を粉々にして目的地に再構築する技術だし。しょうがなくない?」
ベル「ちょっっっと待って!そうゆう説明は最初にしてよ!?」
バニティ「それはおいておいて。本題に戻るよ。まずここは大罪教会といってね、君にもここの教皇から授業を受けてもらうよ」
ん?あ!忘れてた、、、ここに来たのってサダンの付き添い何だった。さすがにいろいろありすぎて頭になかったわ、、、
バニティ「今日からここに住んでもらうんだし、ここのシスターとも仲良くしとくんだよ」
ベル「は?ここに住むわけないでしょ?」
バニティ「え?君は一回死んでるんだよ?感知結果の中で死んでそのまま死体も見つからなかったんだからよくて魔族の種袋。悪くけりゃ食われて白骨死体なんだからもう諦められてるよ。」
ベル「じゃあ今すぐ戻って安心させてあげないと!」
バニティ「無駄無駄、だって君が気絶してから2か月たってるんだから。」
、、、、、、、?!??!??!!!?
バニティ「葬式はもう一か月半前に終わった。」
?!!???!????!!!
バニティ「しかも君髪色も目の色も変わって、もはや別人だもん。」
?????????????????????????????????????????
バニティ「そんな、は?みたいな顔されても、、、ほら鏡」
そこに映っていたのは輪郭やパーツの形は同じでも、黒色の髪に右左の瞳孔が黒白に分かれた元の見た目
からかけ離れた見た目の自分だった。
ベル「あぁ。まさか私、、、」
バニティ「そう君は魔族になったんだ。」
ベル「ああああああああああああああああああああ!!」
バニティ「うっわ、うっるっさ!」
ベル「当り前じゃない、、、8歳で闇落ちなんて認められるわけないでしょ、、、。」
あぁ。本当に最悪、、、何でこんなことになるのよ。 ガタン
誰か来たのかしら、、、まあどうでもいいわ。
パスト「わあ!この子が魔王の言ってたエスレベルちゃんよね?話せてうれしいわ!私はシスターパスト
この教会の修道女で色欲教皇様の秘書をしているの!アッ色欲と言ってもエッチなことじゃないから安心してね!それで「もういいうっさい!!」
何なのこのお喋り、、、人がせっかく悲しみに耽ってるときに、、、
バニティ「エッチじゃないなんて嘘をつくのはよくないぞパスト。君にはパンツを履かせていないじゃないか」
ベル「あんた、部下にも性格悪いのね、、、直したら?」
パスト「ねえねえベルちゃんって呼んでいい?いいよね!代わりに魔王をバニちゃんって呼んでいいから!」
バニティ「ちょっと!?私の威厳がなくなるんだけど!」
何なのこのアホみたいな会話。まったく、本題を忘れられちゃ困るんだから!
ベル「はあ、、、。ほら、忘れてない?私達が領地にもう戻れなくなったから新しい家で教育を受けましょうね?って話でしょ?」
バニティ「あぁ。そうだったね。パスト、教皇を連れてきて」
パスト「はーいでーす」
パストが連れてきた教皇との教育が始まった。ただもう作者が限界なので概要だけ説明しようと思う
まず禁忌スキルについての授業や冥界、称号、魔道具に魔術の実践授業を受けて。1っか月がたった
その時、ようやく待ち望んで。そして不安の種だったことが叶ったのだ。
バニティ「おーい!ベル!サダンが起きたぞー!!」
ベル「なんですって!?」
ようやく色々と進展する!あいつにも聞くことも話すこともたくさんあるんだから!
バニティ「申し訳ないけど!私は一回遠くに行くから!」
魔王はいちいちどこか得行くから困る。ただ今はあいつのところに行かなきゃ!
ガタン!勢いよくドアを開けこう声をかける
ベル「バニちゃんから聞いたけど起きたって本当!?」




