圧倒的な者
ちょっと弄りました。
魔王が帰り、時が経ち、僕は8歳になった。
あれから魔王の接触もなく今は勉学に励んでいる。
先生「今日は魔王歴史に関する授業をします」
先生「魔王は邪神が創り出した分身とその子孫が代々受け継いでいる称号のことです」
???「先生、じゃあ邪心自身の子供はいないんですか?」
こいつはエスレベル・ソル・エニオレフ。周りからベルと呼ばれ、親しまれている。
才色兼備の富地位名声すべてあるお手本のような貴族だ。本来なら王都の貴族院にでも入っているのだが
領地の学校環境を一番生徒目線で見れるときに知っておきたいということで一緒に授業を受けている。
しかし僕は見た目に関しては親がよく転生者なので大人並みの理解力があるし身体能力は勇者の才能でオリンピック選手を優に超える力がある。必然的に僕は総合的な評価でベルと並んでしまったのだ
先生「いい質問です、ですがその質問に答えるには【魔術の極致】というスキルについて教えなければいけません」
【魔術の極致】か、何となくとても難しい話になりそうだ。名前からして魔術を極限まで使うスキルっぽいが
先生「魔術の極致とはこの世界で魔法のみを鍛え続けた魔導士が200人に一人の割合で手に入れられるスキルで、手にいれると魔術を調節する事が出来る様になります。」
魔術の調節?どうやら周りも理解できていないらしく簡単に説明してもらえた
「まず魔術とは術式を用いて高度な魔法を放つ技術です。しかしこのような技術を弄るには完成されている魔術の干渉、改変が必要ですが、、、」
なるほど、人類ではそんな高度なことは出来ない。そうなるとどうしても強い力を求めたものが暴走する、そしてその暴走とは
先生「そんな事は人間には不可能です、しかし求める意思は留まるところを知らず、生贄を使いました。人類は代償を用いて不完全の神を作ったのです」
まあ大体予想どうりだな、神の力を使うのに神を使うのは理にかなっている。
先生「その神が魔術の極致を発現させ、人類に共有したのです。しかし邪神はこれを悪用、分身魔法を改造し自分の劣化コピーを作る魔術を作った。しかし神における劣化とは肉体のある人間のこと、魂生物【ソウルクリーチャー】の邪神自体は生涯孤独でたまに現実世界に現れる以外には何もせずに過ごしているそうです」
キーンコーンカーンコーン
授業が終わり休み時間になる。
ベル「ねえサダン、あんたはもし邪神とか魔王が来たらどうする?」
もう来たことがあるのはおいておいて
サダン「そうだなあ、、、僕なら相手がどういう理由で来てるとしても話し合いをするかな」
ベル「私だったら敵意があるなら戦うかなあ、どうせ負けるけど最後まで戦い抜いた英雄として語り継がれたいの!」
そういえばバニティだったか?はもう8年来てないな、まあ来られても困るしいいんだけど
一日が終わり、家に帰り言う
サダン「ただいまー」
母「おかえりー」
毎日のように聞くこの腑抜けた挨拶、だが今日はなんだか違和感がある。
踏みとどまり玄関のドアを開けておいて誘う。
サダン「今日ちょっと学校で嫌な事あったんだよねー!」
母「おがえりー」
やっぱりだ明らかにおかしい、そもそも会話が通じてないうえ、うちの親は子供思いだ、嫌な事があったと言って何の心配もしないなどありえない。そう考えた瞬間だった
かりかり、、、ガチャ
???「おかえりー」
血の気が引く、恐怖で力が抜ける。家で何があった?なぜあんなやばいのがいる?やばい本当にヤバイ、ああもう逃げるか?どう見ても話は通じないぞ。ドアの隙間からこちらを覗く真っ黒なナニかを見ながら逃げる準備をする。しかしいきなり声が聞こえた
「久しぶり、ちょっと遅刻したけどいいタイミングだったみたいだね」
後ろを振り向くが何もいない、直後とてつもない風切り声とともに大量の血しぶきがかかった。
バニティ「よし!これで解決し、、、あっ」
そこには跡形もなく消し飛んだ化け物がいた後となぜか何もかかっていない綺麗なままの魔王、そして、
明らかに機能をすべて失ったもはやかわいそうとも思えるぐしゃぐしゃの家があった
バニティ「うわああああああ!力加減ミスったあああああああああああああああ!」
サダン「何してくれてんのお前!?住む家ねえじゃんバカかよこのアホ!」
思ったことが口に出てしまった、、、というか俺の親はどうなった?まさか死んでるんじゃ!。あれ?
奥のほうでうずくまってる、死んではないっぽいからいいが。そもそもなぜこいつらは今ここに来た?
バニティ「ごめんマジごめんどうしよ!?」サダン「いったん落ち着け、深呼吸だぞ。」
スーーフースーーフー
よし落ち着いた、マジでどうする?自力で家なんて建てられんぞ?そう考えているとバニティが話す
バニティ「少しついてこい。話がある」
こいつは本当になんなんだよ。自由すぎるだろうほんと、まあこのアホさと力こそこいつを魔王たらしめているのだろう。命が助かったのも事実だしこいつの話は聞く価値がある、この様子なら宿は用意してくれるだろうし一度ついて行ってみるか、、、
こう割り切った僕は魔王にあきれながらもついていくことになったのだった。




