第50話「リネアとルノアinリューネ村」
## 第50話「リネアとルノアinリューネ村」
### 【本文】
リューネ村で今後の人員配置が決まった後、村の集会所のいくつかの部屋を借りて一行は一晩明かすことになった。
ユージの一行は一部屋だけ借りることができた。
今はユージとノエラの二人が村の警備に回っているので不在。
リネアとルノアは夜間の警備のために体力を温存中だ。
「リネア、やっぱり怒ってる」
「怒ってないわよ」
「うそ、おこってる」
「しょうがないでしょ!何でったってユージがあの女と二人で……」
「ご主人様、つよい。だんちょうもつよい。だからだいじょうぶ」
「私が言ってるのはそういうことじゃ……」
リネアは毒づくがルノアは頭の上に?マークが出ている様子。
「まぁ……。あなたの年齢じゃまだそういうのは早いのかしら」
「ん、ルノアもうこどもじゃない」
ルノアは尻尾で床をペシペシしている。
(相変わらずかわいい尻尾ね……)
「悪かったわね。でもあなたいつもユージにひっついて寝てるからそういう感情ないんでしょ」
「ん、ご主人様はいつもあたたかい。すごくあんしん」
「そう……羨ましいわね」
「たまにならかわってもいい」
「な!?何バカなこと言ってんの!?」
「むー。ルノアばかじゃない」
ルノアの尻尾の速度が上昇する。
「……はあ」
リネアは特大のため息をつく。
「まあ、今回に関してはどうしようもないわ」
「ユージの性格からして団長を見捨てるってのはあり得ないし、あんだけどストレートな告白されてんのにあの様子よ。アイツが団長とどうこうなるってのも考えらんないわ。そう言うんじゃルノアの言う通りね」
「ん。ルノアはかしこい」
(また尻尾がゆらゆら揺れ始めた……しばらくこれを眺めて癒やされるとしましょうかね)
「それに……村の子供たちのことを放って村を出るなんて、流石にありえないでしょ」
「……リネアはやさしい」
「そう?ありがと。ルノアもたまには歳の近い子達と遊んだら?」
「ん、あんさつのごくい、おしえる」
「……それはやめなさい」
「わかった」
(日の出とともにユージとリディアは出発する)
(見送りは……よそう。ここに残る決意は曲げたくない)
とっとと盗賊どもを蹴散らし、勇者としての務めを果たしていち早く彼らに合流しようと誓うリネアだった。
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