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ナデシコ転生!~軍艦擬人化美少女無双物語~  作者: 881374
第0章、【先行公開お試し版】※本編は第1章からです。
21/27

第21話、ネットメディア規制は、Web小説に対する死の宣告である!(後編)

 ……軍艦擬人化少女だからこそ、例の『ゲーム規制条例』によって話題騒然の、某うどん県の県議会議員や県庁職員を、すべて根絶やしにしなければならないだってえ?




 ──ひいいいいいっ、いきなり何てことを言い出しやがるんだ、こいつ⁉




「あら、さっきも申しましたでしょう? 私が全次元において最強でいられるのは、『軍艦擬人化少女という概念』が、ファンタジー異世界(サイド)からは影響を及ぼすことのできない、現代日本に存在しているからだと。それなのに、ゲームを規制されることによって、『軍艦擬人化少女』という概念が消滅したりした暁には、下手したら私の存在そのものが、瓦解しかねないのですよ」




 やっぱり、『その話題』かよ⁉


「か、考えすぎじゃないのか? あくまでもこれは、現代日本における一地方自治体の話だし。それにゲームを規制すると言っても、『高校生以下限定』で『ゲームをする時間を、一日一時間以内とする』と言うものだから、現代日本全体におけるゲーム文化そのものが、深刻なダメージを受けるというわけでも無いだろうが?」




「どうしてこれが()()()()()、一つの県内の高校生以下の子供たちを対象とし時間を限定した、法令で()()()()()なんて、断定することができるのです? このような暴挙を一度でも許せば、結局は全国における全年代に対する全ネットメディアの禁止にも、繋がりかねないのですよ? 事実、某『なまはげ県』において追随の動きが見られているし、そもそも当のうどん県においても、一応は『試行』の形をとっているとはいえ、対象をゲームに限定せず、しかも時間に関しても試行期間の一週間内の毎日24時間にわたって、ネットに限らずテレビ等をも含めて、すべてのメディアにアクセスさせないことを励行するといった、隣の大陸人民政府もびっくり仰天の、完全に現代社会のIT化に逆行する、愚行が強行されたくらいなのですからね!」




「はあ? 何それ、本当に現代の日本の話なの? 完全にポル○トレベルの、ガチの人民統制じゃん⁉」




「ええ、問題はもはや、ゲームだけの話では無いのです。そもそも本作の作者は、大のゲーム嫌いで知られており、『カクヨム』様においてオンリー連載している『転生法』という作品においては、『Web作家は、ゲーム脳だけで作品を創るな!』と明言して、各方面にケンカを売っているくらいなのですが、それとこれとでは完全に話は別なのです。ここでゲーム規制を許したら、結局はすべてのネットメディアの規制を許してしまうことになるでしょう。特にゲームによって生み出された『軍艦擬人化少女』である私にとっては、文字通りの『死活問題』なのであって、うどん県をこの世から抹消する大義名分は、れっきとして存在しているのです!」




「──存在していないよ、そんな大義名分なんか! いつの間にか対象が、県庁でも県議会でもなく、うどん県そのものになってるじゃないか⁉ もう『テロ』以外の何物でもないじゃん! 絶対これ、『運営様』(?)に怒られてしまうだろうが!」




「何を申しておられるのです、この件はまさしく、『Web小説界』全体にとっても、ゆゆしき問題なのですよ?」




 ……………………………………え。




「もしもこの条例が、お子様たちがパソコンやスマホ等の、ネット端末そのものを使用できるのが、一日一時間以内に限定されるなどといったふうに、改悪されたとしたら、彼らはその時間で何をするでしょうね? よほど小説が好きではない場合は、小説を読んだり書いたりせず、ゲームや動画閲覧等の、他のことに使うでしょうよ」




 あ。




「つまりこの条例は、ほとんど現在の形のままでも、この時点におけるWeb小説の読者どころか、将来のWeb作家の卵すらも、無数に抹殺しかねない、すべてのWeb小説関係者にとっての、『不倶戴天の敵』とも申せるのです」




「──まったく、おっしゃる通りではございませんか⁉ Web小説に関係する者は、読者・作家・運営にかかわらず、今すぐにでも全員で一致団結して、この条例を叩き潰すべきかと存じます!」




 うん、話はわかった。


 もはや、現在の僕には、己のしもべの少女の『闘争』を止め立てする意志は、微塵も残っていなかった。


「──とはいえ、いかなる理由があろうとも、この作品を読まれた方々に対して、『テロ行為』を推奨するような行動をとるのは、さすがに絶対的なる『御法度』だと思うんだけどなあ」


「……仕方ありませんねえ、それならば、『別の手段』を取ることにいたしますか」


「別の手段、て?」




「申したでしょう? 全次元において真に最強の存在である私は、集合的無意識へのアクセス権が完全にフリーなのだから、今回の条例に関わった者全員の脳みそに、集合的無意識から別の『記憶と知識』を刷り込むことによって、条例に対する興味を一切失わせて、最初から無かったものにすればいいのですよ」




「それっていわゆる、『洗脳』じゃん⁉ ──怖っ! 軍艦擬人化少女って、そんなことまでできるのかよ⁉」




「それは量子論や集合的無意識論を、いかようにも『悪用』することのできる、Web小説界において最も悪知恵が働くことで定評のある、この作者限定の話ですけどね。つまりこの作者は、軍艦擬人化少女が、何も無い空間からいきなり艤装を現出させることや、無限に供給される燃料や弾薬について、『現実的な考察』を行うことによって、まずは『実は軍艦擬人化少女は、不定形暗黒生物であるショゴスなのである』という理由付けを行い、更にその論理的基盤として、『ショゴスが何にでも変身できるのは、自らを構成する量子の情報を書き換えることができるから』であり、特に私のような全次元最強の軍艦擬人化少女であれば、自分だけにはとどまらず、この世界の森羅万象を構成している量子の情報すらも、集合的無意識を介して書き換えれるように、作者自ら『設定』してしまったという次第なのですよ」




 あくまでも『萌えゲームのキャラクター』に過ぎない軍艦擬人化少女に、現実性リアリティを与えるために、量子論や集合的無意識論を駆使した結果、作者の全作品的にもこれまでに無い、真に『全次元的に最強の存在』を生み出してしまっただと⁉




 いや、絶対敵に回しちゃ駄目だろ、こんな奴。


 どこまで『悪知恵』が働くんだよ? こんな奴に、下手な知識を与えちゃ駄目だよ⁉




 ……まあ、作者の気持ちも、わからないでもないけどね。




 先程も述べたように、作者自身はゲーム嫌いだし、一見『ゲーム規制』なんて他人事のようだけど、まさしくマルティン=ニーメラーの『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』を例に挙げるまでもなく、どんなジャンルであろうとも、ネットメディアに関する規制を見て見ぬ振りしてしまえば、いざ自分が守りたいジャンルが規制される番が回ってきた時には、もはや他のネットメディアジャンルの擁護者は一人も残っておらず、結局は自分だけでは、守れるものも守れなくなってしまうのだからな。




 ──よって、誰もが『Web小説』を楽しみ、『読者』であり得るのはもちろん、そのつもりになれば『作者』にだってなることすらもできるという、この現在の真に理想的な環境を守るためには、うどん県のゲーム規制についても、けして『他山の石』とはせずに、絶対的な『反対の意思』を表明していくべきなんだ!

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