第2回 「舞さんと望月さん、大学時代は何してたの?」
ひなの「そういえば、舞さんと望月さんって同じ大学だったんですよね?」
舞「そうだよ」
伊織「学部は違いましたけどね」
ひ「え、同じ学部じゃなかったんですか?」
舞「私はメディアコミュニケーション系。望月君は情報系」
ひ「じゃあ、どこで知り合ったんです?」
舞「学生行事を企画したり運営したりする、大学公認の団体があったの」
ひ「学生行事?」
伊「学園祭とか球技大会とかですね。大学の行事を、学生が企画から当日の運営までやるんです」
ひ「へえ。文化祭実行委員のすごい版みたいな感じですか?」
舞「だいたいそんなイメージでいいと思う。学園祭だけじゃなくて、いろんな行事をやってたけど」
ひ「お二人はそこで何を?」
舞「私は広報」
伊「俺は制作です」
ひ「……すごく今っぽい組み合わせですね」
舞「まだ何も説明してないでしょ」
ひ「じゃあ、まず舞さんの広報って何するんです?」
舞「イベントの告知を考えたり、参加者を集めたり。どうやったら興味を持ってもらえるか考えて、必要な情報をまとめたりね」
ひ「なるほど。じゃあ望月さんは?」
伊「俺たちは実際に作る側ですね。ポスターとかパンフレットとか、会場の案内とか。広報から必要な内容をもらって、制作物にする感じです」
ひ「ほら、やっぱり今っぽい」
伊「まあ……言われてみれば」
舞「でも、学生の活動と今の仕事じゃ全然違うよ」
ひ「それはそうでしょうけど。舞さんが『こういうこと伝えたい』って持ってきて、望月さんが形にするんですよね?」
伊「二人だけでやってたわけじゃないですよ。企画する班もあったし、当日の運営を担当する班もありましたから」
舞「イベントごとにみんなで連携してたからね。私たちも必要なときに相談する感じ」
ひ「じゃあ、一緒に仕事する機会は結構あったんですか?」
舞「あったよ。春の球技大会とか、学園祭とか」
伊「広報と制作は、どうしてもやり取りが多かったですしね」
ひ「大学生の頃から一緒に仕事してたんだ……」
舞「仕事って言うとちょっと大げさだけど」
伊「学生ですからね」
ひ「でも、遊びで参加してただけって感じでもないんですよね?」
舞「まあ、それなりには真面目にやってたかな」
伊「桐谷さんは三年のとき、広報の班長でしたし」
ひ「班長!?」
舞「望月君だって制作の班長だったでしょ」
ひ「二人とも!?」
伊「俺は推薦されたからやってただけですよ。特に断る理由もなかったので」
ひ「望月さん、昔からそういうタイプだったんですね……」
伊「……どういうタイプですか」
ひ「頼まれたら断れないタイプ!」
伊「なんか語弊がある! 嫌なことはちゃんと嫌と言えますよ俺は」
ひ「でも、今はその歳でTL兼務してますよね? 頼まれて断れなかったからじゃないんですか?」
伊「……答えてもいいですが、今回のテーマからは逸れるので、その話はまた別の機会にしましょう」
ひ「まあ、確かに」
舞「話を戻すけど、望月君、制作の進み具合とかよく見てたよね。誰が何を作ってるかも結構把握してたし」
伊「それも仕事だったので。そういう桐谷さんはよく動いてた印象がありますね。案内やポスターを確認しに来たり、情報の受け手の立場で考えてほしいって、制作班にいろいろ注文つけたり」
舞「大事なことでしょ」
伊「まあ、そうなんですけど」
ひ「舞さんは広報で人に伝えることを考えて、望月さんは制作でそれを形にしてた、と」
舞「そうなるかな」
ひ「それで今も、舞さんは企画したり人に伝えることを考えて、望月さんは制作する側にいる」
舞「仕事内容は全然違うけどね」
伊「規模も責任も違いますし」
ひ「でも、ちょっと似てません?」
舞「……まあ」
伊「……そうですね」
ひ「なんだ。二人とも、大学の頃から今につながることしてたんですね」
舞「確かに。私はあの頃の経験が、今の仕事に興味を持ったきっかけの一つではあるかな」
伊「俺は特に将来の仕事につなげようとは考えてませんでしたね」
ひ「そうなんですか?」
伊「はい。高校の頃は帰宅部だったので、大学で何か一つくらい、ちゃんと活動しておこうかなって」
ひ「ずいぶん現実的ですね」
伊「就活で話せることがあった方がいいかな、とは思ってました」
ひ「ああ、面接のネタ作りですか」
伊「否定はしません」
ひ「でも実際、その経験があったからこの会社に就職できたのかもしれませんよ?」
伊「それは確かに」
ひ「人生、何がプラスに働くかわからないですねえ」
舞「まあ、私と望月君の大学時代はそんな感じ」
ひ「よくわかりました! 番外編でお二人の大学時代のエピソード待ってますね!」
舞「誰に言ってるの?」




