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今世で勝ち組辺境男爵の俺、家族を守るため王位継承争いに殴り込む  作者: 福嶋莉佳


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20/24

最終話 それぞれの道へ

その後、オルトは遭難した兵たちを連れて王都へ到着した。


重い処分は受けなかった。


兵士たちの多くが、彼を庇ったからだ。


オルトが撤退を考えていたこと、それを第一王子府の文官が押し切ったことは、生き残った兵たちの口から語られた。


その話を聞いたオルトは、黙っていたという。


「……ならば、わしは、その者たちに恥じぬよう生きねばならんな」


そう言ったあと、亡くなった兵の家を一軒ずつ回る許しを願い出たらしい。


ローデン男爵領には、周辺領地から次々と荷が届いた。焼かれた穀倉の分も補われ、遅れは驚くほど早く取り戻されたという。


その報告が届いたころには、ローデン男爵も、ようやく人間らしい顔色に戻っていたそうだ。


王都外に待機していた北方の者たちには、酒と食事が振る舞われた。


王宮からの褒賞は後日改めて出ることになったが、彼奴らはそれを聞く前から帰り支度を始めていた。


「土産を買ったんで、早く妻に持って帰りたいんです」


トマが荷馬車の奥へ大事そうに包みを押し込む。


「年寄りは王都に長居すると落ち着かんのです」


バルドはそう言って、さっさと荷縄を締め直していた。


「せめて酒を飲み終えてからにしろ。俺が飲みづらいだろ」


そう言うと、二人は顔を見合わせて笑った。


残ったのは、バーデンとギデオンだけだった。


ギデオンは、当面のレオノーラの護衛として残るらしい。


「で、なんであたしまで残らないといけないわけ?」


バーデンが、口をとがらせて言った。


「酒場を人に任せっぱなしだから、早く帰りたいんだけど」


「王都で酒を買い漁ると言っていただろ」


「買ったじゃない」


「十分じゃないだろ」


「……もしかして、寂しいんじゃ――」


「うるさい!」


あながち外れていないから、余計腹が立つ。


だが、バーデンに残ってもらう理由がないわけではなかった。


「……ここの商会を飛ばすと、たぶん揉めるんだよな」


俺は街道沿いの商会名を書き込んだ紙を前に、頭を抱えていた。


「そこの商会主、顔は穏やかだけど、金の話になるとしつこくなかった?」


バーデンが紙を覗き込む。


「きっと取り分が減ったら怒るわよ」


「だよなぁ……」


リュミエールの品は、地方を経由させず王都へ直接流すことになったが、それでは、これまで荷を卸してきた街道沿いの商会の取り分が消えてしまう。


「こっちは残す。こっちは量を減らす。で、王都へ回す分は別口にする……」


「その方がいいでしょうね」


「……リュミエールの商人が王都へ向かう時は、この領地を経由する形に持っていくか」


「そこを通れば、商会主にも顔が立つから?」


「そうだ。取り分も残るだろ」


バーデンは、紙を見下ろしたまま黙り込んだ。


「よくそんな面倒なこと考えるわねぇ」


「……前世知識チートで俺は知っている」


「また始まった」


「荷の道を変えるなら、人の道は切らない方がいい」


「それが難しいんじゃない?」


「だから頭を抱えてるんだろ」


そう言って俺は、紙の上に線を引き直した。


そういうわけで、バーデンには俺の相談相手として、しばらく王宮に残ってもらうことになった。


そこそこ安全になった王宮で手持ち無沙汰になるのは、ギデオンの方だろう。


……と思っていたら、ギデオンのそばにユリウス殿下がいた。


「……何してるんだ」


「殿下の相手を」


ギデオンが真顔で答える。


ユリウス殿下は椅子に腰かけたまま、ギデオンの剣の柄をじっと見ていた。


「触っていい?」


「駄目です」


「ちょっとだけ」


「駄目です」


なんだこれ。


けれど、見ているうちに、ようやく分かった。


ユリウス殿下は、ギデオンのそばにいるときだけ、誰かの顔色を読むような目をしていなかった。


ギデオンが安全だと、最初から見抜いていたのか。


そう思うと、胸が痛んだ。


……あれ。

じゃあ、俺も警戒対象だったのか?


「旦那様、ちょっと胡散臭いからじゃないの」


「なんで胡散臭いんだよ。俺ほど正直者はいないだろ」


「だって、たまに変なことを言い出すんだもの」


変じゃない。

ありがたい前世知識だ。


バーデンが、ふと思い出したように言った。


「そういえば、王弟派の貴族たち、思ったより残るって本当?」


「ああ」


王弟派と呼ばれていた家が、すべて処罰されたわけではない。


実際に金を出した家、書状や印が残っていた家は裁かれる。だが、名前だけを貸した家や、王弟家に流されただけの家は、一定期間の役職停止や登城の制限、献金で済むらしい。


「兄上にしては、いい采配です」


ユリウス殿下が、淡々と言った。


「罰しすぎれば恨まれるし、許しすぎれば侮られる。今回は、その間です」


「確かにな……」


バーデンが、感心したように口笛を吹いた。


「王弟派に恩を売ったってわけね」


「恩というより、首輪です」


ユリウス殿下は、さらっと言った。


……王宮を安定させるための処置だろう。


ただでさえ、各派閥の頭は処分されたばかりだ。今ここで周囲まで根こそぎ裁けば、王宮の運営そのものが難しくなるはずだ。


あの殿下が、そこまで先を考えていたのか。正直、意外だった。


王族としては当たり前の判断なのかもしれない。だが、誰を切り捨て、誰を残すかを冷静に見極めるのは、簡単にできることではない。


あいつも、こういうところは王族らしい。


それと同時に、レオノーラを任せても大丈夫そうだと、少しだけ安心した。


ユリウス殿下は、レオノーラにもすぐ気を許したみたいだった。


レオノーラは、王宮行事の日程を書き写した紙を前にして、ユリウス殿下へ顔を向けていた。


「この日は、何をする日なのですか?」


「知らないの?」


「はい。ですから、教えていただけますか」


ユリウス殿下は、目を丸くした。


「……本当に知らないって言うんだ」


「知らないことを、知っているふりはできませんから」


「変なの」


そう言いながら、ユリウス殿下は紙を覗き込んだ。


「これは、退屈な挨拶の日です」


「退屈……?」


「偉い人が、偉そうに、偉いふりをする日です」


レオノーラがくすくす笑う。


「では、失礼のないように覚えます」


ユリウス殿下は、しばらくレオノーラを見ていた。


「……兄上が好きそうだな」


「え?」


「なんでもないです」


ユリウス殿下は、何事もなかったように紙へ目を戻した。


俺はそれを横目に見ながら、レオノーラのそばへ寄った。


「あ……あの、レオノーラちゃん」


「はい?」


「勉強は、はかどっているか?」


「ええ。少しずつですが」


レオノーラは手元の本へ目を落とし、ぱらぱらと頁をめくった。


「王宮のしきたりや、諸侯の家名、王妃として覚えるべき儀礼など、まだまだありますね」


「……無理するなよ? 俺からレオン殿下に――」


「お父様」


遮られた。


レオノーラは、ゆっくり俺を見上げた。


「お父様は、殿下にわたくしのことを信じろとおっしゃったそうですね」


「……」


「わたくしとの会話は、忘れていらしたのですか?」


「……だってなぁ」


俺は、両手の人差し指を合わせた。


「お前の本心には……聞こえなかったし……」


レオノーラは、呆れたようにため息をついた。


え、嘘だろ。


まさか。

あの場で、断れなかっただけだったのか。


血の気が引いた俺を見て、レオノーラは苦笑した。


「お父様は……わたくしのことをよくご存知ですよね」


その言葉に、こわばっていた肩の力が抜けた。


「……当たり前だろ。お前のお父様なんだから」


レオノーラは微笑み、また本へ視線を落とした。


そのとき、扉が叩かれた。


近衛が扉を開けると、王宮文官が一礼した。


「北方男爵閣下。レオンハルト殿下がお呼びです」


「殿下が?」


「はい。至急、とのことです」


連れていかれたのは、評議に使われる小広間だった。


そこには、レオン殿下と数名の重臣、それから法服を着た文官たちがそろっていた。


……なにこれ。


俺が入ると、レオン殿下は椅子から立ち上がった。


「急に呼び立ててすみません」


「いえいえ。殿下のお呼びであれば」


レオン殿下は俺に席を勧め、自らも椅子へ腰を下ろした。


「本来なら、もう少し落ち着いた場で伝えるべきことですが、即位式の準備に入る前に、先に話しておきたくて」


「……私に、ですか」


「北方男爵家について、評議の決定が出ました」


「評議?」


「まず、北方男爵家が用いてきたヴァルグレイヴの名を、正式な家名として認めます」


俺は思わず口を開けた。


「……本当に?」


「ええ」


「いや、嬉しいんですけど。あれは、その……」


言いかけて、言葉に詰まった。


いいのか?

勝手に名乗ったんだぞ。

かっこいいって理由で。


法服の文官が、無表情にこちらを見た。


「何か問題がございますか」


「いや……ありません」


文官が、抑揚なく書状を読み上げる。


「これにより、北方男爵家は以後、ヴァルグレイヴ家として王国貴族名簿に記載されるものとする」


……この場にいる奴ら全員、自称で名乗ってたのを知っているのか。


すんごい、いたたまれないんだが。


そう思っている間にも、文官は次の書状を広げた。


「続いて、ヴァルグレイヴ家に対する爵位について申し上げる」


まだ何かあるのか?


「北方街道の保全、王都騒乱における功績、ならびに国境防衛への長年の貢献を認め――ヴァルグレイヴ家当主に、公爵位を授けるものとする」


「…………は?」


小広間が、しんと静まり返る。


ちょ……ちょっと待て。

え? なんだって?


「公爵?」


「はい」


「誰が?」


「あなたが。必要だからです」


「いや……うちは男爵家ですよ。公爵なんて……飛びすぎですって……」


「北方で兵を救い、王都の騒乱を収め、私をここまで導いてくれた。あなたの功績は、それほどのものです」


「買いかぶりすぎです」


レオン殿下は首を横に振った。


「それだけではありません。私は、あなたとの旅で知りました。北方街道は、ただ荷を通すだけの道ではない」


言葉が出なかった。


「あなたは街道沿いの領地に利益が残るよう、荷の流れを築いてきた。道を通すだけでなく、道で人が生きられるようにしてきたのです」


「……それは、必要だったからです」


「だからこそです」


レオン殿下は、膝の上で組んでいた手を組み替えた。


「必要なことを、当たり前のように続けてきた家を、ただの辺境男爵家として扱うことはできません」


法服の文官が、そのまま続けた。


「また、王家に妃を出す家としての格を整える意味もございます」


「……確かに」


「それに、もう一つ」


レオン殿下は、俺をまっすぐ見た。


「これからの王家を、あなたに見張ってほしいのです」


「……見張る?」


「はい。王家がまた誤った道へ進まないように」


「それを、俺にやれと?」


「あなたに頼みたい」


重い。

なぜ俺に。


「あなたは以前、私を生かすのも殺すのも北方だとおっしゃった」


そんな言葉まで、覚えていたのか。

忘れろよ。


「私が王として誤り、北方を傷つけ、レオノーラを悲しませることがあれば、その時は私を止めに来てください」


「……殿下」


「そのための名と地位を、あなたに持っていてほしいのです」


「……果たして、それは褒美なんですか?」


思わずそう漏らすと、レオン殿下はかすかに笑った。


「これは、あなたへの褒美であると同時に、私への鎖です」



数日後、レオンハルト殿下の即位式が行われた。


国王陛下の崩御からまだ日が浅いこともあり、式は華美なものではなかった。

だが、大聖堂には王宮貴族だけでなく、地方領主、国軍の将、街道を支える商人の代表まで集められていた。


俺はリエネと並び、前に座るレオノーラの背を見ていた。

離れた席には、リエネの両親の姿もある。


リシュアンは北方にいる。

日程が急だったうえ、北方を空けるわけにもいかなかったからだ。


バーデンとギデオンは、大聖堂の外で控えている。

中に入れと言ったのだが、二人とも嫌がった。


「旦那様が前へ出る途中で転んだりしたら、見ていられないもの〜」


おい。

何で転ぶ前提なんだよ。


レオンハルト殿下は、黒を基調にした礼装に深い青の外套をまとい、壇上に立っていた。


北方で見た旅装姿とは、まるで別人のようだった。


レオンハルト殿下が祭壇の前に跪く。


大司教は祈りの言葉を唱えたあと、両手で王冠を掲げ、その頭上へ戴かせた。


レオンハルト殿下が立ち上がる。


その瞬間、胸がどうしようもなく熱くなった。


北方で、俺を旦那様と呼び、好きな女と生きたいから王宮を逃げ出してきた青年。


その男が今、王になった。


誇らしかった。

同じくらい、寂しかった。


レオンハルト陛下は、祭壇の前で右手を胸に当てた。


「王国の法を守り、民を慈しみ、この国の安寧に尽くすことを誓う」


その声が、大聖堂に静かに響いた。


大司教は参列者を見渡した。


「ここに、レオンハルト陛下の即位を宣する」


最初に膝を折ったのは、王国軍を預かる老将だった。


続いて、重臣たちが膝をつく。

地方領主たちも、それに倣った。


あれだけ揉めていた王都が、今じゃ同じ方向を向いていた。


全員が立ち上がるのを待ち、宰相が一歩進み出て書状を開いた。


「続いて、新王陛下より、最初の王命を申し渡す」


宰相はレオンハルト陛下へ一礼し、書状へ視線を落とした。


「王命により、北方男爵家が用いてきたヴァルグレイヴの名を、正式な家名として認める。以後、同家をヴァルグレイヴ家と称する」


大聖堂に、かすかなざわめきが走った。


前で、レオノーラが小さく息をのんだ。

俺の横で、リエネの指が、俺の袖をそっと掴んだ。


宰相はさらに続ける。


「また、同家当主に公爵位を授ける」


ざわめきが、今度こそ大きくなった。


言いたいことはわかる。

けど俺だって、まだ飲み込めていない。


「ヴァルグレイヴ公」


レオンハルト陛下の声が響いた。


俺は壇上の前まで進み、レオンハルト陛下の前で膝を折った。


「拝命いたします」


声は、思ったよりも落ち着いていたが、胸の内はまったく落ち着いていない。


前世は庶民。

今世は平民生まれ。

昨日まで、男爵家だ。


それが今日から、ヴァルグレイヴ公爵家だという。

人生、何がどう転ぶか分からないにもほどがある。


俺が席へ戻ると、レオノーラが、まだ信じられないとでも言いたげな目でこちらを見上げた。


俺も同じだ。


隣で、リエネがそっと息を吐いた。


そうだよな。

これからは、気軽な辺境男爵ではいられない。


王家と北方は、今までよりずっと近くなる。

これから俺が何か言えば、ただの辺境男爵の愚痴では済まなくなる。


それはつまり、家に残してきたリシュアンにも、背負うものが増えるということだ。


あいつは今日から、ただの男爵家の息子ではなくなる。


ヴァルグレイヴ公爵家の跡取りだ。


……帰ったら、まず謝ろう。

苦労をかける、と。


「続いて、レオンハルト陛下の御婚約について、王命をもって告げる」


大聖堂が、再び静まり返った。


レオンハルト陛下が、壇上からゆっくりとこちらを見る。

その視線は、レオノーラに向けられていた。


「御相手は、ヴァルグレイヴ公爵令嬢レオノーラ」


今度こそ、驚きの声が大きく広がった。


……ざわめくよなぁ。


辺境男爵令嬢が、公爵家の娘になって、新王の婚約者に指名されている。


俺だってびびるわ。


しかし、聞こえてくる声に反対の色はなく、ひとまず胸を撫で下ろした。


レオノーラが静かに立ち上がると、大聖堂中の視線が一斉に彼女へ向いた。


レオノーラは、淡い青の礼装をまとっていた。


即位式に合わせて、祖父母が用意したものだ。首元には、リエネの母上が持参した祖母譲りの首飾りが輝いている。


華美な刺繍も、大ぶりな宝石もない。


それでも、背筋を伸ばして立つ姿は、まったく見劣りしなかった。


俺は隣にいるリエネの手を握った。

すると、リエネの指が、そっと握り返してくる。


レオノーラは、自分の足で前へ出た。


「レオノーラ・ヴァルグレイヴ」


「はい、陛下」


「あなたを、私の婚約者として迎えたい」


俺は耳を疑った。


本人へ願うように言うな。

王命だろうが。


レオノーラは一瞬だけ目を瞬かせたが、すぐに微笑んだ。


「はい。謹んで、お受けいたします」


レオンハルト陛下は、ゆっくりとレオノーラの手を取った。


一拍遅れて、拍手が起こった。


最初は小さく。

やがて、堂内全体へ広がっていった。


拍手の中で、俺はぽつりと呟いた。


「俺たちの娘が……未来の王妃か」


隣で、リエネがこちらを見る。


「心配しているのですか?」


「いや。大丈夫だろ」


「なぜ、そう思われるのです?」


「お前に似ているからな」


「……わたくしに、ですか」


「そうだろ。強いし、諦めないところとか」


リエネは一度黙り、それから首を横に振った。


「レオノーラは、あなたにも似ていますよ」


「俺に?」


「ええ。大切な相手を、全力で守ろうとするところが」


言葉が出なかった。


リエネは、そんな俺に微笑みかけた。


俺はレオノーラを見ながら、小さく息を吐いた。


「……そっか」


そうか。

それなら、きっと大丈夫だ。


拍手は、まだ鳴り続けていた。

お読みくださり、ありがとうございました!


物語は、ひとまずここで完結となります。


少しだけ、おまけのお話も投稿できたらと思っています。

そのあたりは、ブックマークや評価、ご感想などを見ながら考えます。


ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました!


王冠「ワシの出番、これだけ?」


首飾り「最終話ですもの。仕方がありませんわ」


王冠「年寄り相手にこの仕打ち……世知辛い世の中すぎんか?」


首飾り「希望はありますわ。評価とブックマーク次第……」


王冠「またそれかいな!」

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― 新着の感想 ―
完結、大団円、ありがとうございました!とても痛快で一気に読んでしまいました。 うだうだ言ってるお父ちゃんが立ち上がるのも、ボソボソ言ってるレオンが目を覚ますのも、モニョモニョ言ってるレオノーラが覚悟…
完結お疲れ様です。 途中、王弟親娘の腹黒さや、エスメラルダ嬢の外面にまんまと騙されるちょろい父ちゃんにやきもきさせられましたが、結果ハッピーエンドで楽しく読ませていただきました。 ヴァルグレイヴ公爵家…
公爵位って、臣籍降下した王族や併呑した他国の王族に与えられる特別な爵位というのが一般的ですから、父ちゃんの出世は比類無き陞爵になりますね。
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