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今世で勝ち組辺境男爵の俺、家族を守るため王位継承争いに殴り込む  作者: 福嶋莉佳


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第17話 宝冠が似合う者

俺たちは控えの間から出ることを禁じられた。


表向きは、身の安全を守るため。

実際には、余計な出入りをさせないためでもあるのだろう。


勝手に出歩くと思ったのか。

俺らは子どもか。


外はずいぶん慌ただしいようだった。


廊下の向こうでは、足音や低い声が何度も行き交っている。


けれど、控えの間だけが静かで、俺たちはぼんやりと茶を飲んでいるしかなかった。


「……王宮って、落ち着かないな」


「今さらですね」


ギデオンが真顔で言った。


「兵士たちは大丈夫だろうか。揉めてないか?」


「バルドがいますから大丈夫でしょう」


夕刻、王弟家の執務室と文書庫から、いくつかの書類が見つかったと知らされた。


その中に、隣国側の商会を介した支払い記録と、『北方街道有事対応に関する覚書』と題された文書があった。


北方街道における通行の便宜。

協力部隊への補給。

リュミエール鉱山地帯の治安維持に伴う、採掘および輸送上の優先権。


そこまで並べられれば、嫌でも意味は見えてくる。


「……嘘だろ」


まだ手に入れてもいない北方の権益を、担保として勝手に並べていたわけだ。


隣で、バーデンが乾いた声を漏らす。


「やだ。リュミエールまで狙っていたの?」


どんな思考をしているんだ。

政治家って、そういうものなのか?


その後、王宮文官が控えの間を訪れた。


北方男爵家と王弟家の間に、街道通行や鉱山地帯の警備について、何らかの取り決めはあったか。

隣国商会を介した支払いに、心当たりはあるか。


俺は、同じ答えを返した。


「ありません」


だから王都と絡ませるのは嫌だったんだ。

まあ、独占したかったのもあるが。


「でも、王都の商会でリュミエールの品を流すなら、こちらにも利益は出るじゃない」


「そうなんだがな。王都の商会に丸ごと渡すのは嫌だ。地方諸侯の商会にも頭を下げんとなぁ」


「ねー」


マルセル・ローヴァンは、警備補助に関する書類の作成を認めたらしい。


ただし、ヴィクトル殿下から直接命じられたとは言わず、「王弟家のため」「王宮の混乱を避けるため」と繰り返したという。


忠臣だな。

しかし、相手を選べ。


翌日には評議が再開され、俺たちは呼ばれた。


王宮文官から調査の途中報告が読み上げられ、ヴィクトル殿下は、当面のあいだ政務への関与を止められることになった。


「王弟家に疑いが向けられている以上、当然の措置でしょう」


ヴィクトル殿下は、穏やかに言った。


「……調査を妨げるつもりはございません」


さすがに、昨日の余裕はなさそうだった。


王弟家の兵は王宮警備から外され、王弟家の執務室と文書庫は、引き続き王宮文官と近衛の管理下に置かれることになった。


マルセル・ローヴァンと近衛副長は、そのまま別室で取り調べを受けるらしい。


ヴィクトル殿下もまた、王宮内の別室へ移されたという。


捕縛とは誰も言わない。

だが、扉の前には近衛が立ち、面会も手紙も記録されるようになったらしい。


エスメラルダ嬢も、王弟家の宮へは戻されなかった。


夜になる頃、俺たちには王宮内の客室があてがわれた。


客室と言えば聞こえはいいが、結局、証人を外へ出さないための部屋だろう。

扉の外には近衛が立っているし、廊下の角にも人の気配がある。


……リエネの両親も、ずっとこんな部屋にいたのか。


そりゃあ、神経もすり減る。

俺、既に削られてるし。


バーデンは窓の外を見ていた。

ギデオンは扉の近くに立ったまま動かない。


俺は寝台に腰を下ろしたが、眠れる気はしなかった。


リシュアンは、今ごろ領地で頭を抱えているだろうか。


王都へ来る前に投げてきた仕事は山ほどある。宿駅の修繕や街道の備え……次の商隊の調整もあったな。

俺がいない分、あいつに余計な負担がかかっている。


リエネは、落ち着いて待てているだろうか。

それとも、顔には出さずに、また一人で心配を抱え込んでいるのだろうか。


そして――。


レオノーラは、どうしている。


殿下のことばかり案じて、ちゃんと眠れていないのではないか。

食事もろくに取れていないのではないか。


まさか……ブランシュ子爵家の息子との縁談が進んでいたりしないだろうな。


俺は、寝台に座ったまま、両手で顔を覆った。


「……旦那様。また顔色が悪いわよ」


「うるさい」


「レオノーラちゃんのこと?」


「……」


「まあ、父親としては不安よね。王家に嫁ぐだなんて」


そこで、ギデオンがぽつりと呟いた。


「……寂しくなりますな」


「そうねぇ。生まれた時から知っているものね」


バーデンは窓の外を見たまま、ふっと笑った。


「でも、誇らしくもあるわ。あの小さかったお嬢様が、王妃になるかもしれないなんて」


「……まだ決まってない」


「え?」


俺は、顔を覆ったまま言った。


「決まってない……」


「はいはい」


もし本当に決まれば、春が来ても、レオノーラは領地にいない。


想像したくなくて、俺は掛け布にくるまった。



翌朝、俺は王宮の客室で机に向かっていた。


目の前には、書きかけの手紙がある。


宛先は、レオノーラだ。


殿下は覚悟を決めた。

俺も、できる限り支えるつもりだ。

だからお前も――。


そこで、ペンが止まった。


だからお前も、何だ。


支えろ?

覚悟を決めろ?


違う。

それは、俺が決めることじゃない。


俺はペンを持ったまま、頭を抱えた。


分かっている。

分かっているが、どう書けばいい。


俺はレオンを気に入っている。

かなり、気に入っている。


それに、あいつがこれ以上、肩を落とすところも見たくない。


だが、それとレオノーラの人生は別だ。


「……難しい」


額に手を当てて、思わず呟いた時だった。


廊下が、にわかに騒がしくなった。


「……何だ?」


バーデンは紅茶の杯を持ったまま、扉の方を見た。

ギデオンは、すでにそちらへ視線を向けている。


ほどなくして、扉が叩かれた。


「北方男爵様。失礼いたします」


扉の向こうから、王宮女官の声がした。


「北方より、奥方様とレオノーラ様がお着きです」


「……は?」


手にしていたペンが、ぽとりと机の上に落ちた。


「リエネが? レオノーラが?」


「旦那様。手紙、いらなくなったわね」


「うん……」


俺が立ち上がると、椅子が派手な音を立てた。


「控えの間へご案内しております」


俺は返事もそこそこに、控えの間へ急いだ。


部屋の前には、王宮女官が二人立っていた。

俺が近づくと、女官たちはそろって頭を下げる。


「こちらでお待ちです」


扉が開かれた。


中にいたのは、リエネとレオノーラだった。


「お父様……!」


俺の顔を見るなり、レオノーラが立ち上がった。


泣きそうな顔で駆け寄ってきて、そのまま胸に飛び込んでくる。


「お、おい」


反射的に、いつものようにその背を軽く叩いた。


「お父様、怪我していませんか……?」


「大丈夫だ。俺は無事だ。レオン殿下もな」


「……よかった……」


胸の奥が、じんと熱くなる。


俺はレオノーラの背を軽く叩きながら、リエネの顔も見た。


リエネは旅装のままだった。

疲れているはずなのに、相変わらず背筋は伸びている。


けれど、俺と目が合った瞬間、その表情が少しだけ崩れた。


「ご無事で……何よりです」


「心配かけたな」


「本当に、心配しました」


「義父上も、義母上も無事だぞ」


そう言うと、リエネの表情が少しだけ緩んだ。


「……そうですか」


聞き慣れた静かな声に、俺もようやく少し気が緩んだ。


「しかし……お前たち、なんで王都にいるんだ。危ないだろ」


「事情がありまして、今朝、王都へ参りました」


「手紙を送ったのに……すれ違いかぁ」


「あとで読ませていただきます」


やめてくれ。

恥ずかしい。


「事情って?」


レオノーラが、俺からゆっくり離れる。


「わたくしの友人が怪我をしたと、連絡が入りまして」


「そりゃあ、心配だな。そんなに重症なのか?」


「……命に関わるものではないと聞いております」


「なら、なぜこんな状況で……」


そこで、はっとした。


もしや、殿下と最後の別れをするつもりではないだろうな。


嫌な汗が背中を伝う。


「レ、レオノーラ……前に俺に言ったことは、変わらないのか?」


レオノーラは一瞬だけ目を瞬かせ、それから困ったように微笑んだ。


それ、どういう意味?


「あ、あのな、レオノーラ。レオン殿下は……」


「あなた」


リエネの落ち着いた声が差し込んだ。


「レオノーラの決めたことです。わたくしたちが口出ししてはなりません」


「……はい」


俺はしゅんとした。


「お父様、わたくし――」


レオノーラが言いかけたところで、扉の外がまた騒がしくなった。


「第二王子殿下がお越しです」


ひゅっと俺の喉が鳴った。


「お通ししてください」


リエネが扉に向かって言った。


扉が開き、入ってきたレオン殿下は、俺たちの姿を見て、一瞬だけ足を止めた。


「レオノーラ……」


レオノーラは、胸の前で手を握りしめる。


「レオン殿下……お顔を見られて、よかったです」


レオン殿下は、すぐには返事をしなかった。


レオノーラの前に進もうとして、その足は途中で止まった。


「……どうして」


掠れた声だった。


「どうして、君がここにいる」


「王都に来たのは、友人に会うためです。ですが、それはきっかけにすぎません」


レオノーラは小さく微笑んだ。


「お父様と、殿下が心配でしたから」


レオン殿下は、確かめるようにレオノーラを見つめた。


「……そうか。心配をかけた」


レオノーラは、首を横に振る。


「それに……わたくしが、殿下を一目見たかったからです」


レオン殿下は、わずかに視線を伏せた。


「君は、いつも自分で決めて来る」


レオノーラの目が揺れた。


「……すまない」


「なぜ、殿下が謝られるのですか」


「私は、君に本当のことを話していなかった」


「本当のこと……?」


え、殿下。

今話すのか?


「私の隣に立てば、君が何を背負うことになるのか。王宮が、君をどう見るのか。分かっていたのに、きちんと話さなかった」


レオン殿下の声が、わずかに沈む。


「話せば、君が離れていくかもしれないと思った。怖かったんだ」


レオノーラは何も言わなかった。


「私の隣は、穏やかな場所ではない」


レオン殿下は顔を上げた。


「君は値踏みされる。噂も立つ。北方男爵家が王家に取り入ったと言う者もいるだろう」


俺は思わず、リエネの真横に寄った。


「私が守ると言っても、すべての声を消せるとは限らない」


レオン殿下は、レオノーラへ向き直った。


「それでも私は、君に、私の隣にいてほしい」


俺の手に汗が滲む。


「けれど、これは私の願いだ」


レオン殿下は、そこで深く息を吸った。


「だから、聞かせてほしい。レオノーラ。君の気持ちを」


うむ。

とても、心に響く告白だ。


だから俺の前でしないでくれ!


レオノーラがゆっくり口を開きかけた、その時だった。


扉の外で女官の声が上がった。


「お、お待ちください。エスメラルダ様、こちらは……!」


控えの間の空気が、ぴたりと止まった。


ギデオンが一歩、扉の前へ出ようとした。

だが、それより早く扉が開いた。


女官に支えられるようにして入ってきたのは、エスメラルダ嬢だった。


前に見た時とは違い、顔色はひどく白く、頬には涙の跡がある。


「レオンハルト殿下……」


か細い声だった。


控えていた女官の一人が思わず息を呑み、もう一人は唇を引き結んでいた。


レオン殿下の表情が、すっと変わった。


「エスメラルダ嬢。ここは、あなたが来てよい場ではありません」


「お許しください……どうしても、殿下にお話ししなければならなくて……」


エスメラルダ嬢は、今にも崩れ落ちそうな足取りで一歩進んだ。


女官が慌ててその腕を支える。


「父が……父が、あのようなことをしていたなんて、わたくしは何も存じませんでした……」


俺の胃が締まった。


「わたくしは、ただ……王家を支えるようにと。レオンハルト殿下をお支えすることが、王族の娘としての務めだと、そう言われていただけなのです」


女官の目が潤む。


「王弟家の宮にも戻れず、父にも会えず……わたくしには、もう、どうすればよいのか……」


エスメラルダ嬢は、そこで初めて涙を落とした。


「もう、わたくしには……レオンハルト殿下しかおりません」


エスメラルダ嬢は、涙を浮かべたまま、ゆっくりとレオノーラへ視線を移した。


「レオノーラ様……あなたなら……分かってくださいますわよね」


「エスメラルダ様……」


「わたくしにはもう、守ってくださる父もおりません……頼れる方は、殿下しかおりませんの」


俺は何も言えなかった。


そもそも、先に口を出したのは俺だ。

エスメラルダ嬢にも立場があり、レオン殿下への想いもあるのかもしれないのに。


レオン殿下が、レオノーラとエスメラルダ嬢の間に半歩入った。


「その言葉を、レオノーラに向けるべきではない」


「レオノーラ様……どうか、わたくしに御慈悲を……」


エスメラルダ嬢は、レオノーラへ向かって手を伸ばした。


レオノーラは優しい。

あんな顔で手を伸ばされたら、きっと――。


「わたくしが王都を訪れましたのは……」


レオノーラは、細く息を吐いた。


「あなたに傷つけられた方に会うためでもあります」


エスメラルダ嬢の指先が、ぴたりと止まった。


「その方は、手紙で怯えておいででした。王弟家の方々に、追い詰められるのではないかと」


「……何かの、間違いでは?」


「それを確かめたくて、王都に参りました」


レオノーラは、エスメラルダ嬢から視線を逸らさなかった。


「あなたのお立場を、気の毒に思わないわけではありません。お父上のことで不安に思われるのも、分かります」


レオノーラは、レオン殿下の横へ一歩進み出た。


「ですが、殿下の隣は、縋るための場所ではないと思います」


優しいこいつが。

言い切った。


「わたくしも、怖いです。殿下の隣に立つことが、どれほど重いことなのか、分かっているとは言えません」


レオノーラは、一度だけ息を吸った。


「それでも、わたくしは……殿下を支えるために、隣に立ちたいのです」


レオン殿下は何かを言おうとして、言えず、ただレオノーラを見ていた。


俺も言葉が出なかった。


レオノーラが。

自分の意思で、レオンの隣に立った。


その背中は細いのに、しゃんとしていて、俺は涙ぐんだ。


エスメラルダ嬢は俯いたまま動かず、肩が小さく震えていた。


女官の一人が、気遣うように一歩近づきかけた。


「エスメラルダ様……」


その時だった。


「……あら」


低い声が落ち、エスメラルダ嬢がゆっくりと顔を上げた。


頬にはまだ涙の跡が残っていた。

だが、その目は泣いていなかった。


「耳を疑うようなことを、おっしゃいますのね。あなたが、殿下を支える?」


エスメラルダ嬢は、薄く笑った。


「王都の礼も知らない。王宮も知らない。貴族としての後ろ盾も足りない。そんなあなたが、王妃になれるとでも?」


レオン殿下が、レオノーラを庇うように前へ出た。


「その言葉を、取り消せ」


「現実を申し上げただけですわ。殿下……王家に下賤の血を混ぜるのを、貴族が許すとでも?」


エスメラルダ嬢は、手にしていた扇をゆっくりと広げた。


「殿下がお優しすぎるようですから、代わりにわたくしが教えて差し上げますわ」


エスメラルダ嬢は、扇の陰で目を細めた。


「武功で爵位を得ただけの家の娘の分際で、王妃になろうなど……身の程をおわきまえなさい」


俺は、開いた口が塞がらなかった。


……あ、悪役令嬢だ。

俺、そういう話に転生してたのか?


というか、俺の心が折れそうなんだが。


「父と、我が家を侮辱なさるのですか」


レオノーラの声は、はっきりしていた。


「父は、兵士として国を守りました。今は貴族として、北方を支えております」


レオノーラは、エスメラルダ嬢を見返した。


「その父の血が流れていることを、わたくしは誇りに思っております」


俺、また涙目。


「綺麗事ですわね……これだから低俗な田舎娘は夢見がちで嫌ですわ」


俺は、口をぱくぱくさせた。


なんだこいつ。

口が悪すぎるだろ。


「父の爵位は、王家が認めた武功によるものです」


レオノーラの声は、落ち着いていた。


「それを否定なさるのですか」


エスメラルダの扇が、わずかに止まった。


俺は、震えた。


「エスメラルダ嬢」


レオン殿下の声は、先ほどよりも冷えていた。


「これ以上、レオノーラを侮辱することは許さない」


「許さない? 王宮から逃げた殿下が、そう仰るのですか?」


「……その通りだ」


エスメラルダの笑みが深くなる。


「でしょう。甘いお考えの殿下に代わって、わたくしが――」


「だからこそ、今ここにいる」


レオン殿下は、エスメラルダをまっすぐに見た。


「人を駒としてしか見ない者たちに、この国を渡さないためだ」


「……偉そうに!」


エスメラルダの顔が歪んだ。


「田舎の娘に骨抜きにされた殿下が、わたくしに説教などなさるとは!」


レオン殿下は、扉のそばに控えていた近衛へ視線を向けた。


「近衛。エスメラルダ嬢を別室へ。王宮文官を呼べ」


「なっ……!」


「今の発言も含め、聞き取りを行う」


「わたくしを罪人のように扱うおつもりですの!?」


「保護と確認だ。あなたを不当に扱うつもりはない」


近衛が前に出た。


「こちらへ」


「触らないで!」


エスメラルダは叫んだが、近衛に囲まれ、扉の方へ促された。


「殿下は、北方の娘ごときに誑かされて、王族の誇りまでお忘れになったのですわ!」


「エスメラルダ様、お控えください」


「離しなさい! わたくしは間違ったことなど言っておりません!」


俺は、口を開けたままそれを見送った。


扉が閉まっても、しばらく声が出なかった。


かろうじて出たのは。


「……すごかった」


それだけだった。

エレガンスな椅子「おおっと、エスメラルダ嬢の陰湿な言葉責めにより、北方男爵に八十のダメージ! 効果は抜群だぁ!」


エレガンスな机「北方男爵に向けられた言葉ではないのに、間接的に攻撃を受けていますね」


エレガンスな椅子「ああっと! すかさずレオノーラ嬢の品格ある切り返し! 北方男爵のライフポイントが回復し、エスメラルダ嬢に十のダメージ!」


エレガンスな机「扇の動きが止まりましたね。効いています」

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― 新着の感想 ―
エスメラルダさん素敵… 期待に違わず父親を切り捨てて泣き落としに来るところとか、青い血について滔々と語るところとか、それが結局は欲しいものが手に入らないかわいそうなじぶんを守るためでしかないところと…
下賤の血つてもうすぐこいつも罪人の血になるんだよね。しかも売国でしょ(笑)
悪「役」令嬢じゃないわな、誰が見ても…… 諸悪の根源だろコレ。
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