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今世で勝ち組だった俺、娘のために王家の喧嘩を買ったら、悪役令嬢まで出てきた  作者: 福嶋莉佳


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【9話までのあらすじと登場人物紹介】6月13日改稿

【あらすじ】


王都では、国王崩御後の王位継承争いが激しくなっていた。


だが、北方の男爵である父ちゃんにとって大切なのは、王都の政治ではなく、妻リエネ、娘レオノーラ、息子リシュアン、そして領民たちとの平穏な暮らしだった。


そんな父ちゃんの前に、レオノーラの恋人として現れた青年レオン。


彼の正体は、アルヴェリア王国第二王子レオンハルトだった。


第一王子派は、第二王子を「保護」する名目で北方へ兵を差し向ける。


狙いは第二王子の排除と、北方街道の利権掌握だった。


だが北方の吹雪によって王都軍は遭難し、男爵領の人々は、兵士たちを救助することになる。


多くの死者と負傷者を前に、レオンハルトは逃げることをやめ、自ら王座を目指すことを決意する。


一方、王都では第一王子アルベール、王妃イザベラ、王弟ヴィクトル、そしてその娘エスメラルダが、それぞれの思惑で動いていた。


王都側の策略により、父ちゃんには国王暗殺に関わった疑いまでかけられてしまう。


北方男爵家は、その疑いを覆すための証拠を持ち、第二王子とともに王都へ向かう。


だがその道中、王都側の圧力はさらに強まり、ローデン領では穀倉と宿駅が炎に包まれる。



【登場人物まとめ】


◆(自称)ヴァルグレイヴ男爵家・北方側


【父ちゃん/北方男爵】四十八歳前後


本作の主人公。

前世は平民の物流関係者。

今世では北方の男爵領主。


政治は苦手で、王都の権力争いにも関わりたくないが、家族と領民を守るため腹をくくる。


娘レオノーラを溺愛しており、レオンハルトのことも最初は警戒していた。


物流網を整え、貧しかった北方を発展させた人物。


顔の傷は、兵士時代に無茶な突撃を命じられてできたもの。


異世界転生したのにトム様じゃない……だと!?



【リエネ】四十三歳前後


父ちゃんの妻。

王都の記録官家出身。


冷静で頭が切れ、夫を支える領主夫人。


実家が王都で拘束され、父ちゃんが王都へ向かう理由の一つになる。


王都で父ちゃんがデートのたびに花を用意していたことに、顔には出さないが密かにときめいていた。


「ありがとう……ございます……」

無表情。



【レオノーラ】十八歳


父ちゃんの娘。

レオンハルトの恋人。


王宮の書庫でレオンハルトと出会い、彼の人柄を知って惹かれていった。


礼儀作法も領地運営も身につけた優秀な娘。


レオンハルトを愛しているが、王妃になることの重さを理解しており、身を引こうとする。


父ちゃんへのおねだりは達人級。

レオンへのおねだりは、まだ出来ないまま。



【リシュアン】十六歳


父ちゃんの息子。

次期当主。


まだ若いが、非常に有能。


遭難した王都兵の救助記録、費用明細、街道記録などをまとめる実務担当。


父ちゃんから留守の領地を託される。


弓の練習をしているが、思うように飛ばないのが悩み。

というか、運動神経がやや難あり。



【バーデン】五十歳前後


父ちゃんの古い友人で、酒場を切り盛りするおっさん。


独特の口調で話すが、情報収集や尋問、交渉に強い。


父ちゃんの相談役でもあり、王都行きにも同行する。


独特の口調で話し続けていたら、動作までそちらに寄ってきた。

おかげで乙女心もわかってきた。



【ギデオン】四十五歳前後


ヴァルグレイヴ側の実務・護衛担当。


元国境軍の下士官で、父ちゃんの古くからの片腕。


顔も声も怖いが、兵の面倒見はいい。


護衛、尋問、戦闘指揮を任される現場のまとめ役。


なぜか子供には好かれる愛妻家。


酒場で「バーデン、いつもの」と言うと牛乳が出る。



【バルド】六十二歳前後


片足の老兵。


父ちゃんの古い仲間で、弓の腕が非常に高い。


若い兵や領民をまとめる北方の古参。


干し肉作りへのこだわりが強すぎる。

今の推しは鹿肉の寒干し。



【オルト・ハーゲン】五十六歳前後


王都軍の指揮官。


父ちゃんの昔の上官。


第一王子の名で北方へ兵を率いるが、吹雪で遭難。


部下を守ろうとして自らも倒れ、北方に救助される。


第一王子派の命令に疑問を持つ重要な証言者。


若い兵には説教が長いと不評。

本人も少し気にしている。


酒場に若い兵を誘う直前、なぜか一度深呼吸する。



◆王家・王都側


【レオンハルト・アルヴェリア】二十一歳


アルヴェリア王国第二王子。

通称レオン。


穏やかで誠実な青年。

地方や兵士の事情にも目を向ける。


王位を望まず、身分を捨てて北方で生きようとしていた。


しかし、自分を連れ戻すために兵が動かされ、多くの犠牲が出たことで、王家の責任を取るため王座を目指すと決意する。


レオノーラに宝飾品を贈らないのは、ここぞという場面を狙っているから。


父ちゃんに負けじとロマンチスト。



【アルベール】二十八歳


第一王子。


王太子としての正統性を持つが、王妃や外戚の影響が強い。


第二王子の「保護」を名目に兵を動かし、北方男爵家へ圧力をかける。


王都軍遭難後も、自分の面子と権威を守ろうとする。


マザコン。


「母上、今日の装いはどう思います?」



【イザベラ】五十一歳前後


王妃。

第一王子アルベールの母。


王妃として王宮内で強い影響力を持つ。


第一王子の即位を支えようとしているが、王弟ヴィクトルの動きにも警戒している。


扇子コレクター。


扇子でいい音を鳴らすのが得意。



【ヴィクトル】四十六歳前後


王弟。

エスメラルダの父。


表向きは王家の安定を案じる穏やかな人物だが、裏では第一王子派と第二王子の対立を利用している。


第三王子を利用し、自分の家を王家中枢へ食い込ませようとしている。


使わないけれど、厳つい杖が似合いそう。


よく笑っている。

というより、そもそも笑い顔。



【エスメラルダ】十九歳


王弟ヴィクトルの娘。


美しく、周囲から姫君のように扱われているが、内面は陰湿。


自分が不幸だと思い込み、他人が不幸になることに喜びを覚える。


レオンハルトがレオノーラを選んだことを恨み、第一王子派を煽って第二王子と北方男爵家を追い込もうとする。


第三王子の妃候補でもある。


鏡よ鏡、世界一美しいのはわたくしでしょう。


……あら。

答えないわ。


誰か、叩き割りなさい。



【ユリウス】九歳前後


第三王子。


まだ幼く、王弟ヴィクトルに懐いている。


王弟派にとっては、傀儡として担ぎやすい存在。


メイドのスカートをめくって怒られるやんちゃ坊主。


「スカートめくるのって重くて大変なんだよ?」



【セレスティア】享年三十代後半


レオンハルトの母。

すでに故人。


派手な後ろ盾はなかったが、地方文官や記録官たちから信頼されていた。


レオンハルトの人柄に影響を与えた人物。



◆その他


【クラウゼン子爵】五十二歳前後


北方街道沿いの小領主。


父ちゃんとは取引や街道整備を通じて付き合いがある。


王宮からの通達に形式上従いつつ、父ちゃんたちを通す。


愚痴を話し出したら止まらないタイプ。

「王都の皆様は簡単に言いますけどね。こちらは橋一本流れただけで、今年の税収が半分吹き飛ぶんですよ。税収半分って王都の人々は安く思われますがこっちとしては……」



【ローデン男爵】五十四歳前後


王都近郊の領主。


父ちゃんと付き合いが長い。


王都側の兵に穀倉を押さえられ、火災の中で民の食料を守ろうとする。


メタボを気にしている。

でもワインがやめられない。



【ダミアン・クロフト】三十四歳前後


第一王子側の監察役。


王都軍に同行していたが、遭難時に行方不明となる。


第一王子府の人間とされているが、王弟家にも出入りしていた疑いがある。



【オズワルド・ケイン】三十二歳前後


近衛副長。


王宮側の武官。


渋キャラを目指しているが、実は落ち着きない。


説教ってどうやるの?



【クラリッサ】十七歳前後


エスメラルダに目をつけられた令嬢。


誰か助けて(泣)

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― 新着の感想 ―
こんな楽しい人物紹介ある?! 王妃様の「扇子でいい音を鳴らすのが得意」 ツボでした。 王太子、マザコンなんだね! わかる! リエネ様の若い時デートのツンデレかわいい。 他の登場人物のキャラクターも…
主要メンバー以外は大体でいいので年齢が欲しいです! あと本来の名前はなんなんだろう…笑
 鏡よ鏡、レオノーラさんを心の美しい人候補として映すか、クラリッサさんの助かる方法を映すか、好きな方を選んでくださいな。  北方男爵へのおねだりはできても、レオンハルトさんへのおねだりは抑えたまま辞…
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