閑話 ○○からの手紙 〜??視点〜
ちょっとずつ、ヤンデレとかを入れていこうと思います_φ(・_・
誰もが寝静まった夜、俺はベッドから抜け出して外へ出た。夜風が涼しく、もうすぐ秋が来ると実感する。
庭に出ると、其処には真っ黒なカラスが木に止まっており、カラスの足には紙が結ばれている。
俺はその手紙を取り、紙を開いた。
暗号で書かれてはいるが、いつもの事だ。慣れた手つきで読み進めていった。
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??へ
ひさしぶりだな。全く、あんな所に居るなんてな。城に一旦帰って来いよ。
そうすりゃ、居場所が早く分かったのに。
こっちは馬車で帰ってきた後、国中何日も捜したんだぜ?疲れてるっていうのに、迷惑かけんなよな。
そう言えばソフィア、凄く生き生きしてたな。学園であった時なんかもう、暗くて、人生諦めた感が出てたよし、良かった。
小さい頃は、可愛くて妹みたいだったけど、今はそんな風に見れないかも。
俺の事を覚えてないって事は記憶喪失か?でも知識とかあるし、ジルの愛称が出てきたから、何かきっかけがあれば思い出すんだろうな。
ソフィアが思い出したらどうするんだ?
あいつ、責任感強いから逃げるんじゃねえか?お前に合わす顔がないってよ。
それで、学園でも避けられてただろ?あの時のお前の落ち込み様、面白かったぜ。
でもそうなったら、どんな手を使っても、捕まえるんだろうな。程々にしとけよ?
調査報告
カラスにはまだ、あの国で色々と調査をしてもらってる。
怠い〜、とか言いながらやってるぜ。
メアリー、ピンク頭はどうやら聖属性の魅了を使っている。
解くには、思いっきりこいつを嫌わせるか、対抗できる闇魔法で解くか、それとも長い間こいつと離すかだ。
しっかし、こいつには色々と呆れるぜ?
こいつを調べていくうちに、芋づる式で悪事が出てきたからな。
然もまだ、聖属性は魅了魔法しか使えない能無し。
エドワード王子は、あのピンク頭と正式に婚約者になったが、王位は剥奪。
第一王子リカルドが王太子に着いた。
継承権が無くなった事に不満があるらしく、王様に抗議をしてる。
聖女のメアリーが婚約者の僕こそ王に相応しい、だってさ。阿呆らしい。
ソフィアが居なくなった時点で、負けてるんだっつーの。
アルベルト・レニアーナは、ソフィアが居なくなったため裏仕事が増え、学園に通えなくなったみたいだ。
馬鹿だよな。裏仕事の半分以上ソフィアにやらせてたんだから。しかも、アルベルトがやって居た仕事は腐った貴族の調査。
今頃、肉を切る感触や血の匂いに吐きそうになってるんじゃねえか?
ついでに、表向きは勘当になってるが、ソフィアは勘当になってない。親はソフィアの事が濡れ衣だって分かってる。行方を手下に捜索させてるみたいだ。
リック・アスフォルドは近衛騎士になった。今はピンク頭に付いている。
ただ、ピンク頭があれこれと侍従の様に要望してるから、最近は飽き飽きしてるらしい。
魅了魔法が解ける兆しがある。
マーチス・アレセルドは、宮廷魔導師の筆頭に叱られ、今は自宅で謹慎中。
後、数日で魅了魔法は解けて、プライドが傷付くだろうな。
ヒース・ダティスは、元から魅了魔法にはかかってなかった。
第二王子が王に相応しいか確かめる為に、ピンク頭を使ってたそうだ。
表では第二王子についているが、見限って第一王子についてる。
まあ、こんな感じだな。婚約破棄の事が落ち着いたら、こっちに来るらしい。
大体はお前の予想通りだな。
ソフィアが記憶喪失なのが予想外だが。
其処は頑張れよ。
追伸
ソフィアのブレスレットの封印は、王族の血で解けるらしい。
○○より
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一通り読み終えると溜息をついた。
せっかく再会できたのに、覚えていないなんて……悲しすぎるよ。
「……でもまあ、必ず思い出させるけどね」
そう呟きながら、空を見上げた。
月が半分に欠けている。もう、あの騒動からそんなに経ったのかと。
「全く、僕の護衛騎士も心配症だなあ。ソフィアが逃げようとしたとしても、逃げれない様にするだけだから、大丈夫なのに」
逃げようとすれば、部屋に閉じ込める。それでも逃げるのなら、鎖を付ければ良い。彼女は今、魔法を使えない。鎖さえつければ、無力な女の子だ。
それでも駄目なら……。
僕は静かに笑いながら手紙を丸め、右手に包み込む。
手を開けば手紙は灰となり、風に飛ばされて行った。
持っていた紙に返事を書き始めた。
「うーん、あの馬鹿どもがこっちに来るのは、まだ掛かりそうかあ。それなら、あっちで情報収集をし終えてから罠に嵌るのも良いよね。
あー、でもアルベルトは駄目かな。あれでも一応ソフィアの弟だし。ソフィアは可愛がってたから。
取り敢えず、アイツらの黒歴史と悪業について調べといて欲しいな」
要件を書き終えると、カラスの足に括り付ける。
カラスは其れを見届けると、飛んで行ってしまった。
「さて、僕としては彼女との幸せな甘い生活がしたいけど、まだ我慢だね。思い出す切っ掛けを作からないと……」
僕はもう少し夜風に当りつつ、策を練ってから戻る事にしたのだった。
??視点と書きましたが、誰だか分かりやすいですかね?
すみません
もうちょっとこれからは工夫して書いていきたいですm(_ _)m




