◆出雲大社(いずもおおやしろ)
◆出雲大社
次の日、簡単に朝食をすませ、前から行きたかった出雲大社へと出かける。
軽キャンで観光地に来る人は、めずらしいかも知れないけれど仕方がない。
出雲大社の主祭神は、大国主命である。 決して大国生命と間違えてはいけない。
ここは縁結びでも有名であるけれど、俺たちはもう結婚している。
ただ、人生においてのあらゆる良縁をむすぶとのことなので、心を込めて 二拝四拍手一拝 の作法で参拝する。
テレビでよく見る神楽殿の大注連縄は長さが約13mで重さが5トンを超える。
その大きさで下から見上げると重圧感に圧倒される。
神在月旧暦の10月には、日本中の八百万の神々が出雲大社に集まるので、全ての神様の御利益が得られるかも知れない。
と、勝手に思いを巡らせる。
帰りがけにサキさんが参道で福をもたらすという’おふく焼き’を見つけて、おやつにと10個も買った。
ちょっと前に、出雲ぜんざいを食べたばかりなのに・・・
お昼はちょっとだけ贅沢をして、しまね和牛のステーキをいただく。
おそらく上田に帰るころには、サキさんは猫ではなく豚さんか、牛さんになっているんじゃないと冗談を言ったらポコスカされた。
今日も うさぎの森公園の夢の森う○ぎキャンプ場に泊まり、明日の朝早くに帰途に就く。
なので、夕食には’きなこ’(田中美里さん)をご招待している。
最初は猫だと思って、サラダチキンとサバ缶を食べさてしまったが、ほんとうに申し訳なく思う。
猫の姿だとフォークや箸も使えない。 スープ系も飲みにくいだろう。
いろいろ考えた末に、大きな平皿に猫さんでも食べやすいサイズに切ったステーキ、ハンバーグ、お刺身、焼き魚など節操なく並べて行く。
とはいえ、盛り付けは俺よりセンスのあるサキさんにお願いしたため、野菜や果物でデコって、かなり美味しそうに出来た。
食事をしながら、美里さんの今後のことや、俺たちの出会いなど、いろいろな話しをたくさんした。
なかでも俺が一番驚いたのは、うさ耳の管理人さんが、なんと男性だったことだ。
ピンクのエプロンや、わりかし高目の声で、すっかり女性だと思い込んでしまったのだ。
サキさんも、異性の耳に触らなくてよかったと、止めに入った俺に感謝している。
楽しい時間もあっと言う間に過ぎ、別れを惜しみつつもお開きとなった。
俺たちの区画は管理棟の近くだったので、食事を終えた美里さんは、管理棟へと帰っていった。
まあ、新婚の俺たちに気を使ってくれたのかも知れないけれど・・・




