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「実際、本質的な違いは無いのよね。今はストレス低めの生活をしているので、精神的にという意味だけど、なんか肉体的には、案外そうでもなくて、例えば、お茶のパックを少しケチって、カフェインが無いのに切り替えたからかもしれんけど、後頭部を中心に頭痛が途切れないのよね。昼は眠くなるし。これも食費をケチってるからかもしれんけど」

「お茶は何から何に変えたんですか?」

「緑茶からルイボスティー。あと珈琲の飲量も少なくなった。珈琲飲んでると生活リズムがめっちゃズレるんでね。だって、どうしても、夜の22時とかに飲むやろ?15時くらいまでなら、飲んでても影響は余り出ないのかもしれんけど、でも、ある程度の影響はあった気がするわ。それで、何の話やったっけ?なんで国富論の話がストレスの話になったんやろう。そういうことを考える余裕が持てない、と言いたかったのかしら。何にせよ、社会問題について語っとるわけですよ。数多の書物と同様に。そこに、そんな大袈裟な違いはございません。例えば、だから、今であれば、SDGsとか、正直、これ、具体的な内容を十分に把握してないんやけど、結構最近の、しかも主に企業を拘束するイデオロギー故に。もっと、馴染みのある言葉を使うと、持続可能な開発、とか、各種の倫理、やね。そういうものの話をしていたわけで。おそらく、ただ、時代がああいう過渡期なので、寧ろ封建制の遺物からの一段の脱却を科学の目によって図るというコンセプトだと思われた。仏革命の数年前。米独立戦争の最中。筆者が参照している書物にも馴染みのある人達が並んでいる。故に、SDGsとかいうものは全く無く。多分、それにあたるのが、自由主義。この後、それを批判して社会主義が現れる。それをまた批判して福祉国家の理念を重視した自由主義が現れる。そういうようなことやと思うんですけど。持続可能な社会の理念は、さらに、それに付加すべきという批判から現れている。私等は、義務教育課程で、ゴミ問題とか、タンカーの沈没により油まみれになった海鳥とか、クラゲと間違えてスーパーの袋を食ってる海亀とか、生物濃縮とか、水俣病とか、或いはアマゾンの熱帯雨林の縮小だとか、オゾン層の破壊、酸性雨、そういうことをかなり教え込まれた、新しい課題として。令和の子達はどうなのだろう。どんな問題に軸足を置いて、教えられているのかしらね。要するに、18世紀末とかは、自由主義を、そのゴミ問題みたいにして教えていたと思うのよ。今でいう中学が、当時の大学であることもあった可能性も見越してそう言っているんだけど。その後、時代の変化と共に、社会主義、それから福祉を、タイムリーな問題として教えていたと思うわけよ。そういうスライドを感じられたかな。最初の編、これは要するにGDPみたいな話やね。ただ、小麦を作る人でも、地主、農業者、労働者といるので、その三者で小麦の売り上げを分割せねばならないけど。更に、製造業者。パン職人やね。それと、運搬業者。卸売、小売。各々の労働が加算されるので、パンはどんどん高くなるわね。加えて、税。税は最後の編で詳述されていたけど、消費税、人頭税、地租。消費税も、小麦に対してかける、とか、そういう個別的な税だった様やね。それと関税。輸入と輸出やね。不作のときは、マァ小麦の価格は上がるわ。輸入が多い時は下がるわ。輸出が多いのは豊作だからやろうけど、価格は上がる。輸出に助成金を出すこともある。その場合には価格を上げる意図もある。労働者の取り分を少なくすると、労働人口が減って、耕作量が減るので価格は上がる。価格が上がるとパンを食えずに餓死する者が出ると思うけど、そういうところをめっちゃ分析していた感じは無かった気がする。寧ろ、餓死とかは無いんぢゃないの?という雰囲気だった。これについては再度読む必要がありそう。当時は、金銀が貨幣として流通していた上、貨幣には、それ自体の金属としての価値があったので、溶かして利用することをも見越して交換の対象になってさえいた。ただし、金100パーセントとかを胡麻化して、徐々に銅とかも混ぜて金何グラムなどとして値段をつけていた。これを国債の返還を免れる手段…即ち倒産手続…として国家は利用することもあった。そういう貨幣は、周りを削り取られたりして、要するに王室も偽造し、私人も端を削って集めて金や銀の延べ棒を作ろうとし、という状態だった。銀行も濫立して銀行券を発行していた模様。銀行券は銀行の信用に依存するので、銀行は金や銀を貯蔵する必要があった。金や銀が、世界でも交換できる、価値が最も認められている物だったので。こういうことを書いていたのは最初の編だったか二つ目の編だったか忘れたけど、現代だと、国の所謂GDPとか、組織立っている様だとか、失業率、就労者数、産業構造、気候風土、輸出輸入、生産力などから、国の信用が銀行券に乗る仕組みになっているのだろうし、当時も、それはそうだったのだろうけど、てんやわんやしていた感はある。今でもそうやねんけど。三つ目の編は短くて、歴史だっけ。四つ目の編、これ面白かったね。まず、大航海時代について書かれた文書として、今まで読んだ中で最も面白かった。更に、大航海時代のみならず、ローマ時代、ギリシャ時代、封建時代などについても相当分かりやすく解説していた。加えて、当時の各国政府の政策がてんやわんやしている様。爽快な語り口だった。五つ目の編。税の話が大部分。しかし、最後の終わり方、見事やったね」

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