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紅線  作者: 物怖じ
11/11

恋する5秒前☆って場合じゃない

お久しぶり更新で訳わかんないですが、苦情は受け付けませんよっ!!


泣いちゃいますからっ!!


では、どうぞっ!!

皆さん聞いて下さい。

私、恋、しちゃいましたっ!!

え?いい年こいたばばあが何言ってんの、だって?はは、・・・もいでやろーか?どことは言わないけどねっ!!

ちないみに思いの相手は史郎さんって言うんです。もうやばい。イケメンすぎてやばい。愛しすぎてやばい。赤い糸?んなもん関係ないですよっ!!まあ、ちょん切ってやりたいと思ったけど・・・。うん!!切ってないよ?!切ってないからねっ!!皆っ!!勘違いしないでねっ、私は私自身のためだったらなんでもするような最低女じゃないからねっ!!本当だからっ!!



「こんにちは、日世子さん」

「うえあっ!!・・・・こ、こんにちはっ!!」



やっべーイケメンすぎて何かでそう☆

史郎さんイケメン。マジイケメン。テライケメン。ものすごくぺろぺろしたい。はあはあしたい。こんなジェントルマンなイケメンそうそういないよっ!!まあ、イケメンって言うか優男?みたいな方がしっくりくるかもしれないけどねっ!!うん、ちょうイケメンっ!!てかキョドリすぎて声裏返っちゃったよっ!!はっずっ、私はっずっ!!



「?どうかしましたか?」

「いえっ、まったく問題ありませんっ!!」

「そうですか?」

「はいっ!!」

「・・・ふふ、日世子さんておもしろいですよね」

「・・・!!!!!!!!!!!!!」



今の笑顔カメラに収めたかったですっ!!!!やばいやばい。イケメンなのに可愛いとか何?!私を萌え殺したいのっ??!!ちょーかわいいっ!!ああ、やばい!!男じゃないのに立ちそうっ!!何がって、ナニだよっ!!言わせんなよなっ、バカっ!!

って、今日こそ史郎さんとまともな話をしないとっ!!いっつも気が付いたら帰っちゃってるんだからっ!!奮い立て!!私っ!!



「あ、あのっ!史郎さんってお仕事何してらっしゃるんですか?!」

「・・・仕事、ですか?」

「え、あ、いえっすみませんっ!いいづらいのでしたら結構ですっ!!」



うああああああああ、私のバカっ!!このばかっ!!何で史郎さんを困らせてんのよっ!!嫌われたあああああああ!!!!



「いえ、別に大丈夫ですよ。そうですね、大まかに言うと・・・芸能関係の仕事ですね」

「芸能関係・・・ですか?」

「はい」



うをっ、なんて素敵な笑顔っ!でもまって、今芸能関係って言ったよねっ?!うっそ、まじでっ!!やばいだろっ、もしあの監禁魔の手先だったら・・・いや、史郎さんはそんなわけないよね☆私ったらおバカさん☆



「すごいですねー、最近よくここに来てますけど、仕事でなんですか?」

「ええ、はい、まあ、そういうことになりますかね」

「へえーそうなんですか、あ!もしかしてドラマの撮影ですかっ?!」

「はい、そうなんです。出演者は狐島尚太さんと黒井ひとみさんなんですよ。もしよかったら日世子さんも現場に見学に来ますか?」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?今なんて?



「あ、あの・・・今何て言いました?狐島なんちゃらーって・・・」

「狐島尚太さんですよ。彼本当にすごいですよね。あんなに若いのに―――――――――――――」



私は大好きな史郎さんの声が聞こえないほどのショックで意識を失うかと思った。

今言っちゃったよね?てか、聞いちゃったよね?

え?まじで?


・・・・え?まじで?



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