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14話 再び舞踏会へ
私が知り合いの領地を訪れる日は、舞踏会が開かれる日でもあった。
結局ギルバートは私の予定を気にする事はなく、舞踏会はシェリーと行く気なのだろう。
「奥様、本当におひとりで?」
ララとリリーは心配そうに聞くが1人で大丈夫だ。
「ええ。
しばらくは帰ってこないから屋敷の事よろしくね」
「はい」
彼女達はお辞儀をすると私を見送った。
その日の夜。
ギルバートは知り合いの邸宅で開かれる舞踏会にシェリーと一緒に会場に入るやいなや挨拶をこの会のホストと交わし、シェリーも横で笑顔を作っていた。
「ギルバート、久しぶりだな」
とホストは言うが隣のシェリーを見るとギルバートに
「君の妻は同じ金髪だったがこんな顔をしていたか?」
こそっと聞く。
「妻は来ないよ。
彼女も入れてやってくれ」
シェリーの微笑みにホストは仕方なく2人を通すと
会場には令嬢達の黄色い声でざわついた。
それにホストは驚く。
「マーリン殿、久しぶりだな。
おや、お隣の方は?」
その言葉に今度はギルバートとシェリーが驚く。
「デミトリアスよ」
そう言って紹介した彼と腕を組み、ホストと仲良く談笑する。
するとギルバートがマーリンの肩を掴んだ。
「マーリン、場所を変えようか。
話したい事があるんだ」
「私もよ」
と彼女は笑うと互いのペアは中庭に向かった。




