表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神への祈りは0と1とで出来ている-追放悪役令嬢は修道院から世界を書き換える-  作者: さいべり屋
5: ′ 世界′

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/33


わたしを使徒か何かのように敬うようになった修道女長が、わたしに<祈りの書>の原本をゆだねるようになったのは、当然の成り行きだった。


聖櫃(せいひつ)から恭しく取り出された古びた黒いその本の表紙には、金の箔押しで



        DETAIL(仕様書)


と刻んであった。


「これも、見たこともない文字でしょう? こちらは種類が多すぎて、なかなか解析が進んでいないの。

滅多な者に触らせるわけにもいかないし……」


言いながらも修道女長は、わたしにはこれが読めるのではないか、と期待を込めた目でわたしを見てくる。


──読める。実際。前世でさんざ見てきたアルファベットの箔押しを、震える指でわたしはなぞった。


「先人たちが読み込んで、試してみることで、少しずつ祈りの奇跡を見つけてきた。でも、こちらの記号については、唱えてみても何も起こらないのよ、私の考えでは、これは祈りではなくて福音なのではと……」


修道女長の言葉は、もうほとんど頭に入ってこなかった。地獄の釜を開けるような気持ちで、分厚い皮の扉を開く。


これが普通の本でないことは明らかだった。


羊皮紙で出来た真っ黒いページに、白い文字が浮かび上がった。




。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜


[GAME TITLE]


私の王子様、選び放題?! 恋する☆彡 ロイヤルアカデミー

Version 1.256.5


Developer: ████████

Publishe r: ████████

Release Date: 20██/██/██



。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜。.ꕤ‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ.。゜




わたしは声も出せずに、しばらく画面を見つめていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ