会場入り
「…少し早めに来ちゃったな。」
会場は開いていた為、中は入れた。
他の受験者もそこそこいる。
この会場はゲームだとスキルを試し打ちする場所だ。
そこそこ広く、強いスキルを撃っても平気だろう。
「(にしても…みんな若いな。)」
受付嬢が言っていたことは本当だった。
まだ背の低いような子供が沢山いる。
こんな子達が魔物と戦ったりするのは少し不安になる。
「受験者か?」
男性から声をかけられた。
冒険者組合の人だろうか。
ガタイがよく、とても強そうな人だ。
「はい、そうです。」
「そしたら向こうに役ごとの看板があるから、そっちに集まってくれ。」
どうやら実技試験は前衛、後衛、サポート系で分かれて行うようだ。
「わかりました。」
返事をし、看板のある方へ向かった。
「…どの場所に並ぼうかな。」
どのジョブもマスターしてるたすくにとって、これは悩ましい事だった。
「(正直どこに並んでも高ランク冒険者にはなれると思うけど…。)」
「おい、あとはお前だけだぞ。」
声の方を向くと、先程の男性だった。
どうやら今日試験を受ける人はみんな並んでるらしい。
「あ、すみません。」
「なんだ、どこに並ぶか迷ってるのか?」
「お前確か魔法が使えるって言う奴だろ?」
「はい、そうです。」
まさかそこまで把握してるとは思って無かった為、驚いた。
「なら後衛で並んどけ。」
後衛の看板がある方を指す。
「わかりました。」
軽く頭を下げ、人が居る方に歩く。
待機してから数分たった。
人混みは減ってなく、試験は始まってないようだ。




