休息
会場を後にしたたすくは、先程の部屋に戻ろうとしていた。
「よぉ。」
正面からシンクが歩いてきた。
「ブロック優勝者おめでとう。」
シンクはたすくの肩を叩く。
「ありがとうございます。」
「まさか本当に勝つとはな…。」
「最後のは凄かったな、なんだあれ。」
シンクはたすくの実力に興味を示していた。
「あぁ、あれはパラディンを修めてるんで。」
「パラディンはメイスを得意とし、物理とバフが秀でてるんですよ。」
たすくが説明すると、シンクは驚いた顔をしていた。
「お前、パラディンを修めてるのか?!」
「え?はい、そうですよ。」
「パラディンって言ったら聖職系のジョブの中でも相当ランクの高いジョブじゃないか。」
「凄いなお前…。」
「(まぁ、パラディンは神官とメイスの練度を上げないとなれない上位ジョブだからな。)」
「ありがとうございます。」
「そうだ、お前最後に使ったスキルあるだろ?」
思い出したかのようにシンクは話し始めた。
「インパクトですか?」
「そうそれ、お前あんなの外で人に使うなよ?」
「インパクトはダメージも低く、対象を吹き飛ばすだけのスキルですよ?」
「いや、そんなことないぞ。」
「医務室に運ばれたアイツ、結界が無かったら体がバラバラになって即死だったらしいぞ。」
「え?」
想像よりも吹き飛んではいたが、そこまでだったとは思っていなかった為たすくは少し驚いた。
「他の魔法とかもそうだが、外で力を振る時は周りに気をつけろよ。」
シンクはたすくに注意を促した。
「わかりました、気を付けます。」
「おう、じゃあ荷物もってついてきてくれ。」
シンクがそういい、別の部屋に案内した。
少し歩いた先に、Cブロック優勝者と書かれた紙の貼ってある部屋に案内された。
「今日はここで寝泊まりしてくれ。」
「わかりました。」
たすくは部屋に入り、荷物を置いた。
「明日も頑張れよ!」
「明日は全力でやります!」
「お…おう。」
あれが全力では無かったのか、とシンクは思いつつたすくと別れた。
たすくは部屋を閉めた。
「…する事ないな。」
「寝るか。」
たすくは寝る準備を全て済ませ、寝ることにした。




