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報告

三人は無事に街に戻ってきた。

報告をする為、冒険者組合へと向かった。


「じゃあ報告してくるね。」


「おう、こっちは良さそうな依頼があったら取っておくから。」


「行ってらっしゃ〜い」

二人に見送られながら、たすくは受付へ向かった。


「これお願いします。」

たすくは受付に依頼書を提出した。


「あと、報酬は三等分でお願いできますか?」


「はい、わかりました。」

「…ホーンカウはお持ちですか?」

受付嬢が聞いてきた。


「ありますけど、どこで出したらいいですか?」


「裏手に解体場があるのでそちらにお願いします。」


「わかりました。」

たすくは扉を開け、裏手へ向かった。

その後ろを受付嬢が着いてきている。



「こちらにお願いします。」


「わかりました。」

アイテムボックスからホーンカウを取り出した。


「…ありがとうございます」

受付嬢は少し驚いたが、たまにそういう冒険者も居るのだろう、直ぐに対応した。


「お、ホーンカウか!」

解体場に居た逞しい男が声をかけてきた。


「はい、解体してもらっていいですか?」

ナタリーが男に仕事の話をする。


「おう!お前肉は居るか?」

男はたすくに確認を取った。


「肉ですか?」


「ホーンカウの肉は美味いぞ、薬草ばっか食ってるからな。」


「(ホーンカウの肉自体はアイテムボックスにあるんだよなぁ…。)」

「いえ、皆さんで食べてください。」


「まじか、本当に良いのか?」

男は嬉しそうにしている。


「えぇ、良かったら…えっと。」

たすくは受付嬢を見つめる


「ナタリーです。」

受付嬢はたすくの意図を理解し答える。


「ナタリーさんも良ければ食べてください。」


「ありがとうございます、頂きますね。」

ナタリーはにこやかに答えた。


「じゃあ解体しておくから、依頼済ませてきな!」

男はとてと大きい刃物を取り出し、二人を解体場から出るように促した。



「二つとも依頼達成です、お疲れ様です。」

ナタリーは依頼書にサインをし、引き出しにしまった。


「ありがとうございます。」


「これからも頑張ってください。」

ナタリーはたすくに三つの袋を渡した。


たすくは報酬を受け取り、依頼ボードの前に居る二人の元へ向かった。



「おかえり。」

ギソクが戻って来たたすくに気付いた。


「はい、報酬。」


「ありがとな。」


「ありがとう」

「何もしてないのに貰っちゃった。」

二人は報酬を受け取った。


「アリスは浄化魔法使ってたし、何もしてない訳じゃないよ。」


「あ、浄化魔法って気付いてたんだ。」


「お前凄いな。」

ギソクは普段のアリスを見ているからか、関心していた。


「なにか良い依頼あった?」

たすくはアリスが手に持っている依頼書を見て言った。


「Eランクのレイスの討伐!」

アリスが得意げに答えた。


「コイツの得意分野だから離さねぇんだよ。」


「いいんじゃない?アリスが居れば負けることは無いよ。」


「じゃあ同じ場所のオールユ共同墓地でFランクのグールの討伐はどうだ?」

「討伐上限のない依頼だからランクも上がると思うぞ。」

ギソクが一つの依頼を手に取り話す。


「ついでだしいいと思う。」

アリスも結構乗り気になっている。


「グールか…。」

たすくは少し考え込んだ。


「どうした?」


「グールって種類によっては群れたりするから気を付けた方がいいよ。」


「おー、よく知ってんな。」

三人の後ろから声がかかった。

振り返ると背の高い男が立っていた。

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