↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/38

リーダー

試験官が部屋を出たあと、他の四人も部屋を出ていった。

残ったのはたすくのパーティーメンバーだけだった。


「リーダーはどうする?」


「私はパス。」

アリスは面倒くさそうに答えた。


「お前は?」

ギソクはたすくに投げかけた。


「リーダーか、あんまり自信ないなぁ。」


「でも人探ししてるんだろ?ならリーダーの方が良くないか?」

ギソクの言ってることは正しかった。

本当はソロの予定だったが、こうなってしまったからにはリーダーになった方が良さそうだ。


「わからない事があればサポートするぞ。」


「いいの?それ。」

「ギソクから見たら美味しいとこ取りじゃない?」


「俺はそういうの興味ないから。」

ギソクは冒険者にさえなれたら良さそうに見えた。


「じゃあそれで行こうかな。皆よろしく。」


「いえーい!」

アリスはめんどくさい話が終わって嬉しそうだ。


「あと、パーティーになったからには戦力の話もした方がいいと思う。」

「俺はエクスプロージョンを二回撃ったら限界だな。」

「他の魔法も殆ど使えなくなると思う。」

ギソクは腹を割って話してきた。


「エクスプロージョン以外の魔法はどれくらい使えるの?」


「今日試験に来た人間よりは使えるな。」


「なるほど…了解。」


「私は聖属性と光属性が得意だよ。」

「アンデッドなら任せてね。」

「回復魔法なら欠損した部位くらいなら生やせるよ。」


「お前、それ相当すごいぞ。」

ギソクの言う通り、欠損した部位は第六難度以上の治癒魔法でないと治らない。

アリスもかなりの使い手だ。


「パーティーだから話したんだからね。」


「お前意外と真面目だな。」


「命がかかってるからね。」


「で、問題は…。」


「まぁ、そうだよね。」

二人の視線がたすくに注がれた。


「お前はどうなんだ。」

ギソクが切り出した。


「魔力に関しては大丈夫だよ。」

「詳しく説明するのは難しいけど、戦ってる分には魔力は切れないよ。」


「それはあの時の魔法を使ってもか?」

恐らくダイヤモンドダストの事を言ってるのだろう。

たすくのMPは37万、第九難度の魔法はおよそ1000弱のMP消費になる。

超級難度のスキルでも1万弱で収まる。

その上EXパッシブで秒間1%MPが回復する。

尽きることはないだろう。


「なるほどな、魔法の撃ち合いになったら負けないか。」

「他は?」


「他?」


「剣使ってただろ?」

「他に使える武器とかあるのか?」

ギソクは戦力についての情報を明確にしたいようだ。


「あぁ…全部使えるよ。」


「…全部?」

「それは魔法と同じ精度なのか?」


「そうだね。魔法も特別得意って訳じゃないから。」


「…なるほど、わかった。」

「(コイツの自信はこの武力にあったのか…。)」

「(これだけ強けりゃ確かに有名になるのは難しくない…か。)」


「で、試験官は依頼を受けられるって言ってたがどうする?」

「俺としては魔力が心もとないから今日は解散したいんだが。」

ギソクが提案をした。

少し疲れているようだ。確かにこの状態で依頼を受けても危ないかもしれない。


「そうだね。今日は解散でいいかも。」


「私もそれでいいよ。」


「じゃあ今のうちに細かい事を決めておかないか?」

「依頼の目星を付けておこう。」

ギソクはそう言い、冒険者組合の依頼が貼ってあるボードに向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。