表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/151

91. ジャストミート

 「こりゃ、逃げるのは無理そうじゃ。」


 さっきから力一杯回してるが、岩を避けるために蛇行しているのと、車両が重いのでなかなか進まない。


 「キョウ、こっちゃ来い。一時車両は浮かせておくから、スナジゴクをどうにかせい」

 「どうにかって?」

 「う~ん」

 「わっ!また岩が飛んできた!」

 「まだ死にたくない!カン!」

 「避けるんだ!カン!」

 「そうじゃ!キョウ!飛んできた岩を打ち返すのじゃ!」

 「僕に出きるかな?」

 「その斧と御前ならできる!」

 「頑張って、キョウ!」

 「リーンにも言われたんじゃ、やるしかないね」

 「全部持ち上げるのは、さすがに長くは持たん。精々1分じゃ!やるぞい」


 梯子を登って、上に出る。クウ村長が全車両を浮かせている。制限時間は1分。スナジゴクの方を見ると、次の岩を投げる準備をしている。すぐ打ち返せるように、背負っていた斧を前に持つ。


 「来たぞ!」


 スナジゴクが、投げてきた岩は後方車両の方に飛んでいく。素早く後方車両に向かって走る。時間的に、打ち返すようなことは出来なかったので、当たるのを防ぐだけにした。どこを狙うか分からないので、真ん中の車両で構えておくことにした。


 「また来るぞ!」


 スナジゴクも先程の岩を防がれたのを見て、僕の方を意識しているのか、こちらに投げてきた。クウ村長が笛壺を打った時のような構えを取る。左足を軽く上げて、右足に体重を乗せ。飛んできた岩が近づいたら、左足の方へ体重移動をしつつ、斧を振る。


 ーーーカッキーーン


 上手く打てた岩は、投げてきたスピード以上のスピードでスナジゴクの頭に直撃した。


 「ジャストミーーート!」


 クウ村長が、人差し指をスナジゴクに向けて叫んでいた。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ