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90. スナジゴク

 「カン、方向転換じゃ!あやつの方に行くでないぞ!」

 「わかってるよ!だけど、砂に車輪を取られてるせいか方向が変わらないんだよ。キョウ!もっと速く回して!」

 「わかった!」


 車輪の棒を回す。数秒空回りしていたみたいだが、急に遅いが走り出した。


 「車両を浮かせていた力を、下の砂を固めるように使った。移動にはさらに力が必要だ。キョウ頑張るのじゃ」

 「「「がんばれー」」」

 「頑張って!キョウ!」


 皆からの声援で両腕に力がわく。


 「うぉーーーー」


 重くなった車輪の棒を力を込めて回す。


 「「「スピードがあがったーー」」」

 「キョウ、スナジゴクは直径1キロ程の砂地獄を作るのじゃ。先は長いが踏ん張れ。」


 ーーーードンッーーーードン


 「キャーーー」

 「あやつ、わしらに逃げられると思って、岩を投げつけてきよった。」

 「「カン!かわせー!」」

 「わっ、わわっ」


 岩が車両に当たり、車体を揺らす。進む方向も岩を避けるためか、蛇行しだした。

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