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87. ドンドコマッスル号の中

 「皆、乗り込むのじゃ」


 クウ村長の一声で、皆がドンドコマッスル号の其々の車両に乗り込んでいく。


 「キョウとリーンはわしと一緒に先頭じゃ。トン、テン、カンも一緒に早よ乗り込め。」


 中に乗り込むと、前方には、操縦席と思われる所があり、前方には大きな窓が付いている。その後ろには人が左右両側に6人程座れるスペースがある。中央には梯子があり、上には蓋のようなものがあった。そして、後方には棒が車輪の中央から出ており、途中何度かクランクして、両側から中央付近まで伸びていた。その後ろには横一列の座るスペースがあった。


 「トン、キョウにドンドコマッスル号の動かす方法を教えるのじゃ。わしは上に行って、ドンドコマッスル号を軽くしておく」


 クウ村長はそう言うと、梯子を登って蓋を開けて上に出ていった。


 「キョウ、この2つの棒の真ん中に座ってくれ。そして、この棒は車輪に繋がっているから、これを手でぐるぐる回して欲しい。本当は数人で回すんだけど、キョウなら1人でも大丈夫だと思う。」


 トンは指し示して説明しながら、伸びた棒の近くでぐるぐる回す仕草をした。何となく理解したので、言われた位置に座り、両側の棒を掴んだ。


 「クウ村長準備できたよ~」


 テンが棒を掴むのを見てから、上にいるクウ村長に声をかけた。


 「じゃあ、出発じゃ。キョウ頼んだぞ!」 


 その声を聞いて、僕は両手で掴んだ左右の棒を回し始めた。

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