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72. サイ村の集会

 「皆よう集まった。2つ伝えることがある」


 笛壺を鳴らしてから、それほど時間を経てずに村中の人々が集まって来た。そして、クウ村長が話し始めた。


 「1つは、この辺りに居た人物だが商人だったらしく、もうここには居らんくなった。もう1つは、この子らがテジ村の使いとして、壺祭りの開催が決まったことを伝えに来てくれた。明後日の朝、出発する。行きたい者は、広場に集まるように。明日私は、狩りに出掛ける。ついてきたいものが居るなら、朝私の家の前に集まるように。話しは以上。何かあるか?」


 クウ村長の話が終わり、村の人々に問いかけると。


 「壺祭りがテジ村になった理由は?」

 「この子らがフサワシのリーダーを狩ってきたことと、久しぶりに女王の虹色の尾羽をもらったことで決まった。」


 クウ村長が返答すると、大人や子供があちこちで話し始めた。


 「そりゃすげーや!」

 「虹色の尾羽なんていつぶりだ?」

 「10年は経ってるんじゃねーか」

 「リーダーなんて食べたことなーい。楽しみ。」

 「静かに、他に何か無いか?」


 クウ村長の声で静かになった。


 「それでは、解散とする。明日は狩り。明後日はテジ村に出発じゃ。」

 「「「おおー。」」」


 クウ村長がしめて、村中の了解の声がこだました。

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