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71. 笛壺

 「ただいま戻りました」

 「戻ったよー」

 「おぉ、お疲れ。で、どうじゃった?」


 広場での出来事をクウ村長に話す。


 「うーん。おまえ達は選ばれたものかもしれんの~。解決したのなら、ストーン・ウッドなる者の事とテジ村の壺祭りのことを村中に伝えねばならんの~」


 クウ村長がそう言うと、部屋の隅に乱雑に置かれている物の所に行って、探し物を始めた。


 「おお、あったこれじゃこれじゃ。外に行くぞ。」


 所々に小さい穴が空いている小さい壺を持って、此方を向きながら言ってきた。


 「それは何ですか?」

 「これはな、この村中に報せをしたい時に使うものじゃ。すぐに村中の人間が集まるじゃろ。まぁ外に行けばわかる」


 入り口付近に立て掛けてある棒を掴んだクウ村長についていき、外に出る。


 「さぁ、やるぞい」


 そう言って、小さな壺軽く投げ、棒をすかさず両手で持ちスイングした。棒は見事に壺を打ち上げた。打ち上げられた壺からは甲高い音が響き渡っていた。この音が村の集合の合図なんだろう。


 「そろそろ落ちてくる。キョウ落とさずキャッチしろ!」

 「わわ、わかったよ」


 落ちてきた壺をキョウは慌てつつも、飛び付き回転しながらも無事壺をキャッチしていた。


 「ナイキャー!」


 クウ村長はキョウに向かって左手で親指を立てながら褒めていた。

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