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150. 誰が行く
「よしっ、俺が行こう!」
椅子からいきなり立ち上がり、そう言うリカオン様。
「それは、遊びとしてですか?」
「ち、ちがうぞ!俺は国の為に行くんだ!」
「親子ですねー。居ない間の諸々はどうするんですか?」
「あ~、ファントとファローに任せる。そろそろ王の大変さを知る頃だ」
「大変だと思ってるのは、リカオン様とレオ様ぐらいです。この件については、直接王子達に伝えてください。王妃のチタ様にもですよ」
「わわ、分かってるよ。チタに言わなかったら後でどうな……」
リカオン様は喋ってる途中で、口をパクパクしながら入り口の方を見て指を指し、震えていた。
「あなた?私に言わなかったらどうなの?」
「「父上!」」
入り口には、金髪のショートカットで白のドレスに身を包み、口許を扇で隠す王妃様と、左右で白と金の生え際が違う双子の王子。白髪が多いのが第1王子のファント様、金髪が多いのが第2王子のファロー様。3人とも怒っているようだ。何もなく話し合いが終われば良いが。




